[19日 ロイター] 130年余りの歴史をもつ米映像機器大手イーストマン・コダックEK.Nと同社の米子会社は19日、連邦破産法第11条の適用による事業再編をニューヨーク州の連邦破産裁判所に申請した。2013年中の事業再編完了を見込んでいる。
同社は米シティグループC.Nから9億5000万ドルのDIPファイナンス(つなぎ融資)を確保しており、再編中も1年半にわたって事業を継続する十分な流動性があるとしている。
グループ全体では、昨年9月末時点で資産が51億ドルに対し、負債は67億5000万ドルだった。
今後は保有する約1100件のデジタル関連特許の売却先探しと、従業員1万7000人を擁するグループの事業再編を目指す。
米国外の子会社については今回の申請に含まれず、これまで通り、サプライヤーに対する義務を全うするという。