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アングル:ジンバブエ、ムガベ時代終焉でも投資は要注意
November 16, 2017 / 3:47 AM / a month ago

アングル:ジンバブエ、ムガベ時代終焉でも投資は要注意

Karin Strohecker

 11月15日、ジンバブエでクーデターが起きたとの観測が広がっており、世界の投資家は長年のムガベ大統領統治時代が幕を降ろして経済が回復に向かうとの期待が芽生えてきた。写真は8日、ハラレで集会に出席したムガベ氏(2017年 ロイター/Philimon Bulawayo)

[ロンドン 15日 ロイター] - ジンバブエでクーデターが起きたとの観測が広がっており、世界の投資家は長年のムガベ大統領統治時代が幕を降ろして経済が回復に向かうとの期待が芽生えてきた。しかし同国市場への投資には障壁がある上、投資したとしても資金を引き揚げるのはほぼ不可能だ。

投資会社によると、ジンバブエの首都ハラレを15日に兵士が占拠したと報じられて以来、同国経済は復活するのかと問い合わせる顧客からの電話がひっきりなしにかかって来ている。

投資家は、先週解任されたムナンガグワ第1副大統領が次期大統領に就任するようなら、ムガベ時代に悪化した投資家や国際社会との関係が修復されるのではないかと期待している。

ルネッサンス・キャピタルのサブサハラ・アフリカおよびフロンティア市場営業責任者、ピーター・バートレット氏は「入手できる情報から判断するに、ムガベ氏は失脚した模様で、これは朗報だ。ムナンガグワ氏が権力の座に就くのは、そこまで良い話ではない。しかし海外投資家および国際通貨基金(IMF)との関係を修復するチャンスが芽生えたのは確かで、こちらは朗報だ」と話した。

ジンバブエはIMFからの借り入れを延滞している数少ない国の1つ。

ジンバブエ株式市場は年初から暴騰しているが、これは通貨価値が急速に下がり、国民が貯金から株式へと資金を移しているためだ。

エキゾティクス・キャピタルの株式調査グローバル責任者、ハスナイン・マリク氏は顧客向けノートで、報道されているドル不足と株式への資金移動について「現在の経済モデルが再び破綻しつつある証拠だ。前回このような状態に陥ったのはハイパーインフレの時だった」と指摘した。

ジンバブエはハイパーインフレで自国通貨が紙切れ化し、2009年にドルを法定通貨に採用した。

またバートレット氏は、ジンバブエの株式市場に投資しようとしても現地口座の開設は極めて難しい上、「資金を引き出す手段がないという問題が常に存在する」と話した。

ジンバブエ国民は「ゾラー」と呼ばれる通貨を銀行口座に持ち、カード決済や振り替えに利用しているが、公式ルートで外貨を入手し、国際振り込みを行うのは不可能に等しい。

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