[7日 ロイター] - ビデオ会議サービスの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは7日、従業員の約15%に当たるおよそ1300人を削減すると発表した。新型コロナウイルス禍の特需が一巡したことが背景にあり、最大6800万ドルの関連費用を見込む。
エリック・ユアン最高経営責任者(CEO)は2024年度(24年1月終了)の報酬を98%減額し、23年度の賞与も受け取らないと表明した。
開示資料によると、人員削減に関連して5000万─6800万ドルの費用を計上する見通しで、24年度の第1・四半期に大半を支出するとした。
RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、リシ・ジャルリア氏は「短期的には売上高の再加速を期待すべきではないことを示しているのかもしれないが、すでに黒字を出している企業であるため、利益率には上昇余地があると期待できる」と述べた。
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