[ワシントン 6日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は6日、米アマゾン・ドット・コム傘下の自動運転技術会社ズークスが自動運転の配車サービス(ロボタクシー)に関して導入している自主認証の枠組みの調査を開始すると発表した。
NHTSAはハンドルなどを装備しない自動運転車について要件を設定し、企業はその要件を満たしていることを証明するために独自のプロセスを開発する。
ズークスは2022年、自主認証に着手した。NHTSAは昨年9月、同社に車両認証の根拠についての質問への回答を命令。ズークスの認証基準が一方的に開発された手続き、あるいは車両の独特な形態を理由に一部の基準が適用できないとの判断に基づいていないかを見極めると説明した。
ズークスの顧問弁護士であるクリストファー・ナレバンコ氏は声明で、同社の「自主認証試験は適用される(連邦)自動車安全基準を満たすか、それを上回っている。わが社はNHTSAの疑問について緊密に協力する。自社の認証過程とデータに自信があることに変わりはない」と述べた。
ズークスのロボタクシーは既存の車両を自動運転車に改良したものではなく、最初から開発したハンドルもペダルもない完全自動運転車。4人乗りで、2人ずつ対面で座る。
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