November 14, 2013 / 10:32 AM / 4 years ago

ユーロ圏第3四半期GDPが0.1%増に鈍化、景気失速鮮明

[ブリュッセル/パリ 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が14日発表した第3・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前期比0.1%増と、第2・四半期の0.3%増から伸びが鈍化するとともに、市場予想の0.2%増を下回った。

第2・四半期には長いリセッション(景気後退)をようやく脱却したが、フランスが再びマイナス成長に沈んだほか、ドイツでも伸びが鈍るなど、域内の景気失速が鮮明となった。

ユーロ圏経済には薄日が差し始めたものの、過去最悪の水準にある失業率や消費者信頼感の欠如、融資低迷が引き続き回復の足かせとなっている。

GDP統計を嫌気し、ユーロは下落した。

フランスは前期比0.1%減となり、前期比0.5%増を記録した第2・四半期からマイナスに転じた。市場予想の0.1%増も下回った。

ユーロ圏では、連立基盤のぜい弱なイタリアが財政再建を進められるか不安視されてきたが、ここにきてフランスが懸念要因として急浮上している。

オランド政権の年金・労働改革は手ぬるいとの見方が大勢で、フランスの競争力に関する経済協力開発機構(OECD)の報告書は、労働コストの削減に取り組んでいる南欧諸国にフランスが遅れをとっているとして、構造改革の断行を提言している。

ドイツは前期比0.3%増と、前四半期の0.7%増から減速した。成長をけん引したのは内需で、外需は低迷しており、他のユーロ圏諸国の景気回復が遅れていることを示唆している。

<周辺国は最悪期脱却の兆し>

イタリアは前期比0.1%減、前年比1.9%減となり。9四半期連続のマイナスとなった。ただイタリアの当局者は今週、第4・四半期は最大で0.5%増と、10四半期ぶりに景気後退を脱却するとの見通しを示している。

オランダは前期比0.1%増だった。

スペインは前月、第3・四半期GDPが前期比0.1%増と、2011年初め以来のプラス成長を記録したことを明らかにしている。

ポルトガルは緊縮財政に依然苦しんでいるものの、前期比0.2%増加した。前四半期の1.1%増からは伸びが鈍化したが、2四半期連続のプラスとなった。他の周辺国と違いポルトガルは失業率も低下傾向にある。

キプロスは前期比0.8%減。

ギリシャは前年比3.0%減と、3年ぶりに小幅なマイナス幅となった。

欧州中央銀行(ECB)は先週、低インフレを受けて予想外の利下げに踏み切った。

INGのエコノミスト、マーティン・バンブリエ氏は「精彩を欠く成長見通しは、ディスインフレ圧力が当面続く公算が大きいことを示唆している。この状況では、ECBの追加緩和の可能性を排除することはできない」と指摘している。

*内容を追加して再送します。

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