April 11, 2018 / 5:40 PM / 3 months ago

米フェイスブックCEO、自身の情報も流出 データ管理巡り公聴会で激論

[ワシントン/サンフランシスコ 11日 ロイター] - 米フェイスブック(FB.O)のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は11日、下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言し、政治コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)に流出した最大8700万人のユーザー情報の中に自身のものも含まれていたことを明らかにした。

ザッカーバーグ氏は議員らに対し、フェイスブック上で個人情報を最終的に管理できるのは利用者だと強調。ただ、自身の情報が流出したと認めたことで、情報管理に関する発言の信ぴょう性について疑念を生じさせた格好となった。

同氏は、ユーザーが自身の情報を十分にコントロールできないのではないかとの議員の指摘は退け、「フェイスブックでユーザーが情報をシェアする際、コントロールできるようになっている」とし、こうした管理機能は「設定項目に埋もれているわけではなく、分かりやすく表示されている」と述べた。

ただ自身の情報は不適切に利用されたかとの質問に対しては「その通りだ」と回答。この件に関して踏み込んだ発言はしなかった。

民主党のフランク・パロン下院議員は公聴会の冒頭で、「フェイスブックが情報を管理できていないのに、消費者がどうして管理できるだろうか」と追及。

民主党のデビー・ディンゲル議員は、多くのウェブサイトに付いているフェイスブックの「いいね!」ボタンに言及し、「フェイスブックにアカウントがなくても、これらのツールを使ってフェイスブックは誰からも情報を集めることができる」と指摘。ザッカーバーグ氏は「いいね!」ボタンが付いているウェブサイトの数を問われたが、答えることができなかった。

4月11日、米フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言し、政治コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)に流出した最大8700万人のユーザー情報の中に自身のものも含まれていたことを明らかにした。写真は同日、下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言するザッカーバーグ氏(2018年 ロイター/Aaron P. Bernstein)

ザッカーバーグ氏は、ユーザーが自身の情報をコントロールできる仕様になっており、何をシェアするか選べるようになっているとし、フェイスブックの個人情報を巡る慣行に問題はないとの認識を繰り返し示した。

公聴会では利用者がどのようにフェイスブック上の情報を削除できるかという質問が繰り返し出た。ザッカーバーグ氏は「フェイスブックに登録していない人々の情報もセキュリティー上の目的で収集している」と明かした。

ケンブリッジ・アナリティカの問題に関しては、利用者情報を不正に収集、共有した可能性があるほかの外部アプリに関する調査を終えるまでには「何カ月も」かかると発言。「疑わしい行為や個人情報を悪用していた複数のアプリが見つかると想定している」と述べた。

ザッカーバーグ氏は前日、上院司法委員会と商業委員会の合同公聴会で証言。利用者情報の保護が十分でなかったことなど一連の問題をあらためて謝罪しながらも、インターネット業界に対する新たな規制への支持の確約は避け、事業方針のさらなる変更にも言及しなかった。

この日の証言でも、インターネット業界に対する「何らかの規制が必要であることは避けられない」としながらも、具体策には踏みこまなった。

フェイスブック株は、この日の取引を0.7%高で終了。前日は、ザッカーバーグ氏が新たな規制に関する一連の質問をうまくかわしたことで、約2年ぶりの大幅な上昇率を記録していた。

*内容を追加しました。

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