Breakingviews
コラム:FRBが総力戦の構え、問われる米政権の覚悟
[サンフランシスコ 15日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米連邦準備理事会(FRB)が、新型コロナウイルス感染拡大による金融市場への影響に抗するため、総力戦に打って出ようとしている。FRBは15日、緊急の利下げ、量的緩和、ドル・スワップ金利引き下げを発表するとともに、必要があれば追加的な策を講じる用意があるとした。しかし財政刺激策や十分な公衆衛生対策が講じられなければ、これでは不十分だ。政治家が対策を強化する必要がある。記事の全文
コラム:米民主2候補が競う医療保険政策、コロナ問題で波紋も
[ニューヨーク 11日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国民の神経を緊張させてきた「医療保険制度問題」に、新型コロナウイルス問題が新たに加わってきた。大統領選の民主党候補指名を争うサンダース上院議員とバイデン前副大統領の2人は、この医療保険制度をめぐる問題で、極めて異なったアイデアを持っている。
コラム:銀行頼みのECB新緩和措置、狙い外れるリスクも
[ロンドン 12日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ユーロ圏の銀行が彼女の新たな親友となってくれるのを心から願っている。というのも、就任から4カ月弱のラガルド氏が、新型コロナウイルスに絡むリスクがユーロ圏経済に及ぼすダメージに立ち向かう狙いで12日に打ち出したのは、銀行の助太刀を当てにした「ステルス金融緩和」だからだ。
コラム:トランプ氏、新型コロナとの闘いの「リスク要因」に
[サンフランシスコ 12日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 新型コロナウイルスとの闘いで、トランプ米大統領が大きなリスク要因になりつつある。11日夜の大統領のテレビ演説は市場のパニックをさらにあおった。500億ドルの中小企業支援は歓迎すべきだが、欧州からの渡航制限が柱で、公衆衛生上の措置には乏しい内容だった。矛盾するメッセージも多く、診断も治療も欠いた演説だったと言える。
再送〔BREAKINGVIEWS〕イタリア非常事態、カフェから消えたエスプレッソの芳香
[ミラノ 11日 ロイター BREAKINGVIEWS] - イタリアの朝からエスプレッソの芳香が消えた。新型コロナウイルスの感染拡大が欧州で最も深刻な同国で9日、全国的な感染対策が発令された。日常生活を制約する数々の措置が課され、バール(カフェ)のカウンター越しの接客禁止もそのひとつだ(編集部注:11日には全土で飲食店などの店舗閉鎖を発表)。
コラム:新型コロナ、市場パニックでも金融危機にならない訳
[ニューヨーク 12日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国株がまたしても10%近く下落し、企業はあらかじめ設定していた融資枠を利用して資金調達に着手しつつある。米トランプ大統領や欧州中央銀行(ECB)による政策のしくじりはパニックを誘発。米連邦準備理事会(FRB)が1兆5000億ドル規模の追加レポオペ実施を決めても、流れは止められていない。
コラム:コロナ打撃の米景気対策、減税より現金支給を
[サンフランシスコ 10日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 苦境にあえぐ米国にとって有効な対策は、減税より現金かもしれない。トランプ米大統領は新型コロナウイルスの感染拡大による景気への影響を和らげるため、お気に入りの対策である減税を提案した。しかし個人消費のてこ入れが狙いであれば、現金を直接支給する方が効くだろう。
コラム:リスク回避の円買い、流れを変えるのは困難か
[香港 11日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 世界的な市場の混乱を受けて、資金は安全資産とされる金や高格付け国債、円に向かっている。円高は日本の輸出を圧迫するが、安倍晋三首相が安全資産としての円買いの流れを変えるのは、そう簡単ではないだろう。
コラム:新型ウイルスとの闘いに「優れた官僚制度」が必須な訳
[ロンドン 4日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 没個性で融通のきかない官僚をばかにするのは簡単だが、快適な現代生活を享受しながら批判するのは、あまりに不公平というものだ。新型コロナウイルスの感染が世界中に広がる今、何百万人もの人々が遅まきながら「合法的支配」の美徳を学んでいる。
コラム:米投資銀行、新型ウイルスで笑ったり泣いたり
[ロンドン 2日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 銀行のトレーダーは新型コロナウイルスから恩恵を受ける数少ない部類かもしれない。感染の流行拡大の懸念から金融市場のボラティリティが急上昇した。これは一般的にトレーディング部門の収益拡大につながる。しかし、いざ給料日になったとき、状況は見た目ほど良くはないかもしれない。
コラム:バイデン氏復活と金利低下の共通項、米国の潮流を読む
[ニューヨーク 4日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 3日は金融市場と米政治情勢でそれぞれ注目すべき現象が見られた。米10年国債利回り(長期金利)が過去最低を記録し、野党・民主党の大統領候補指名争いでバイデン前副大統領が猛烈に勢いを回復したのだ。この2つは、間接的に結び付いているのかもしれない。つまりバイデン氏の躍進は、投資家と同じように有権者が不確実な時代に安全を求めていることを証明している。米国でも新型コロナウイルスの感染拡大が広がっている現状を思えば、ごく当たり前の話だが、トランプ大統領にとってはマイナス材料といえる。
コラム:米でマスク不足が深刻化、中国依存で関税引き上げ直撃
[サンフランシスコ 3日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国でマスクなど衛生用品のサプライチェーン(製品の調達・供給網)の状況悪化が続いている。マスクや手袋、防護服はすでに米国による中国製品の輸入関税引き上げの影響で在庫が圧迫され、ジャスト・イン・タイム方式(カンバン方式)の在庫管理に影響を与えていた
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ロイターBreakingviewsは、重要な争点となるべき金融に関する知見を提供する世界有数の情報源です。1999年にBreakingviews.comとして設立。2009年にトムソン・ロイターが買収、金融コメンタリ―部門としてロイターブランドの一員となりました。日々の主要金融ニュースについて、ニューヨーク、ワシントン、シカゴ、ロンドン、パリ、マドリード、香港、北京、シンガポールに駐在するコラムニストが、専門的な分析を提供します。
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特別リポート:ロイターの香港報道を制限、リフィニティブが自己検閲
[ロンドン 12日 ロイター] - 今年8月、香港が反政府デモに揺れる中、ロイターは、暴動を鎮めるためにデモ参加者らの要求を一部受け入れたいという林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官の秘密の提案を、中国政府が却下していたと報道した。中国当局が神経をとがらせかねない内容だった。
特別リポート:伝説の香港大富豪、習主席との「長く特殊な関係」
[香港 27日 ロイター] - 1993年1月、ふくよかな頬と豊かな黒髪が目立つ、野心に富む39歳の中国共産党幹部が香港を訪れた。彼は、自らの地盤である二級都市・福州への投資を募る狙いで、立ち並ぶ輝かしい高層ビルのなか、香港の富裕層の面会を求めた。それが習近平氏だった。
特別リポート:「可能なら辞任する」、香港トップが明かした胸の内
[香港 2日 ロイター] - 香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が先週、実業家グループとの非公開会合で、香港の政治危機を巡り「言い訳のできない大混乱」を引き起こしたとし、選択肢があるなら辞任すると話していたことが分かった。録音された発言をロイターが確認した。 | ビデオ
特別リポート:米中対立の最前線ポーランド、華為「スパイ」事件を追う
[ワルシャワ 2日 ロイター] - 今年1月の冷え込みの厳しい朝、ポーランドの国内公安機関(ISA)がワルシャワのアパートの一室に立ち入った。彼らは写真や電子機器を没収、アパートに住む外国人ビジネスマンを逮捕した。
