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コラム:巨額罰金のアリババ、頭上に光る中国当局の「鋭い剣」 2021年 04月 12日

[香港 12日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国の電子商取引最大手、アリババ・グループは、長い執行猶予期間に入った。自社サイトの出店者が他のプラットフォームに出店するのを禁じたとして科された28億ドルの罰金は、中国の電子商取引の巨人が市場支配力を乱用した罰則としては軽い。しかし、健全な競争を促進せよ、という命令は、深刻なダメージとなり得る一層の変革につながる可能性をはらむ。傘下の金融会社アントの新規株式公開(IPO)の中止と共に、中国当局はテクノロジーの巨人を厳しく取り締まっている。記事の全文

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コラム:ドルに挑戦する「人民元・ビットコイン連合」の限界 2021年 04月 12日

[ニューヨーク 8日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ハイテク分野の起業家、投資家として有名なピーター・ティール氏は、中国が暗号資産(仮想通貨)ビットコインを「金融兵器」として使い、法定通貨全般、中でもドルの存在を国際通貨システムから駆逐しようとするかもしれないと警告した。中国は実際、デジタル通貨導入に積極的だ。しかしビットコインは、基軸通貨ドルに挑戦するための最良の手段ではない。

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コラム:英CVCの東芝買収提案、会社分割に道開く可能性 2021年 04月 10日

[香港 7日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 海外投資ファンド勢による日本企業の大型買収劇の新たな幕が切って落とされた。英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが、東芝に対して現在の市場価値に約30%のプレミアムを乗せた金額となる200億ドル超規模の買収を提案した。

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コラム:SPAC、米当局は上場企業数増加への「起爆剤」と期待 2021年 04月 10日

[ニューヨーク 7日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米証券取引委員会(SEC)のアリソン・ヘレン・リー委員長代理は、企業が上場することを望んでいる。だからこそ、リー氏や他の監督当局は、幾つかの欠陥があっても特別買収目的会社(SPAC)を好意的に扱っているのかもしれない。

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コラム:米銀の自己資本規制見直し、一方的緩和は見込めず 2021年 04月 9日

[ワシントン 5日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米銀に対する自己資本規制がまたもや揺れ動いている。連邦準備理事会(FRB)は大手行を対象にした自己資本規制である「補完的レバレッジ比率(SLR)」の算出規定の緩和措置を3月末で打ち切った。大手銀はこの緩和措置のおかげで思うままに米国債を大量購入してきただけに、浮かぬ顔だ。レバレッジ規制緩和はFRBにとっても役立っているため、救済策が講じられるかもしれない。しかしFRBがそれと引き替えに別の自己資本規制を強化する可能性もある。

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コラム:イエレン氏推す法人税の国際最低税率、壁は米議会 2021年 04月 7日

[ワシントン 6日 ロイター BREAKINGVIEWS] - イエレン米財務長官は、各国の多年の法人税引き下げ競争を終わらせ、20カ国・地域(G20)で協力して共通の最低税率を設ける国際的な取り組みに乗り込んだ形だ。イエレン氏は、これが大半の経済大国にとって理にかなった目標であることを理解している。ただ、国際的な協定を合意に至らせるのは困難な仕事だ。税率の問題は今の米議会にも荷が重すぎる課題かもしれない。

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コラム:米政権のインフラ計画、民間が敬遠する設備への投資を 2021年 04月 6日

[ニューヨーク 5日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国内の老朽化したインフラは当然改修が不可欠とはいえ、バイデン大統領の念頭にある、そうしたインフラ施設全てが民間投資家にとって魅力を持つわけではない。例えば、水道整備はその必要性と社会にもたらす恩恵はとても大きいが、資金の出し手が受け取るリターンは高くないかもしれない。公益の面で望ましいことが常に民間の観点から投資可能とは限らないが、双方の折り合いをつける余地はある。

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コラム:アーケゴス問題、ヘッジファンド規制強化待ったなしか 2021年 03月 31日

[ワシントン 29日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ヘッジファンド業界が、米規制当局から3つ目の「ストライク」を取られた。米投資会社アーケゴス・キャピタル・マネジメントが先週、米メディア大手バイアコムなどの株式に対しレバレッジを利かせて構築していたポジションを巡って、追加証拠金支払いに応じられず、強制的な巻き戻しを発動。複数の取引銀行が関連銘柄を一斉に売却する引き金になった。こうした追加証拠金の差し入れ不履行は、従来の金融危機のようなシステム全体を揺るがすほどの問題ではないが、最近市場で起きた多くの大混乱の1つには数えられる。規制当局は「バッターアウト」を宣告し、規制強化を進める態勢が整っているかもしれない。

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コラム:「アマゾン銀行」、データ支配による巨大な問題発生も 2021年 03月 29日

[ワシントン 24日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 銀行は世界金融危機の際に「大き過ぎてつぶせない」と言われたが、もし、アマゾン・ドット・コムが銀行業に進出すれば、この言い回しはもっとぴったりと当てはまるだろう。

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コラム:米銃撃事件が迫る上院「フィリバスター」改革 2021年 03月 26日

[ニューヨーク 23日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国人にとって銃を買うのはあまりにたやすく、法律を通すのはあまりに難しい。米国では最近、わずか1週間のうちにジョージア州アトランタとコロラド州ボールダーで銃乱射事件が起きて、少なくとも18人の命が奪われた。だが、連邦議会は大半の市民が支持する銃規制強化法を可決できていない。

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コラム:インテル、時間稼ぎ狙った賭けに潜む落とし穴 2021年 03月 26日

[ニューヨーク 24日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米半導体大手インテルは、企業として目指す姿をこれから数年がかりで決めるという賭けに出ようとしている。同社は23日、最先端半導体を自社だけでなく同業者にも供給するため、生産拡大への投資を強化すると発表。台湾積体電路製造(TSMC)や韓国サムスン電子などライバルからの部品購入も増やすと表明した。

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コラム:国境炭素税は機能するか、西側の雇用流出防ぐ側面も 2021年 03月 25日

「ワシントン 22日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 地球温暖化対策が不十分な国からの輸入品に事実上の関税を課す「国境炭素税(国境炭素調整措置)」という発想が、欧州連合(EU)と米国で地歩を固めつつある。一見すると気候変動問題との戦いで、1つの勝利を得たようだ。しかし、実はこうした政策には、企業の経営コストが高い国と低い国の競争条件を等しくし、先進国が雇用や投資を維持するのを支える働きもある。

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コラム:トルコ、中銀総裁解任は最悪のタイミング 2021年 03月 23日

[ロンドン 22日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 先進国の将来のインフレリスクが投資家の話題に上る中、トルコはかなり前から顕在化しているインフレ危機の見て見ぬふりに躍起だ。

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コラム:ウイグル人権問題に直面するアパレル企業、難しい産地把握 2021年 03月 22日

[ロンドン 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 世界的なアパレルブランドのサプライチェーン(調達・供給網)が厳しい「身体検査」を受けている。米政府は、中国の新疆ウイグル自治区でウイグル族が強制労働をさせられているとの調査結果を踏まえ、同地域で生産された綿製品の輸入差し止めを開始している。一部の有名アパレルは、米国境に入るところで製品が立ち往生する事態になるかもしれない。

ロイターBREAKINGVIEWSについて

ロイターBreakingviewsは、重要な争点となるべき金融に関する知見を提供する世界有数の情報源です。1999年にBreakingviews.comとして設立。2009年にトムソン・ロイターが買収、金融コメンタリ―部門としてロイターブランドの一員となりました。日々の主要金融ニュースについて、ニューヨーク、ワシントン、シカゴ、ロンドン、パリ、マドリード、香港、北京、シンガポールに駐在するコラムニストが、専門的な分析を提供します。

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震災10年:「あの時、なぜ救えなかったのか」、遺族が抱き続ける悔悟と葛藤

[陸前高田(岩手県) 10日 ロイター] - 「磨さん 薄よごれた軍手、そして穴のあいた靴。まだ温もりがあるような気がして...帰って来た時に俺の気に入りの靴どうしたんだれと大騒ぎされそうなので、そのまま玄関に磨かないで置いときます」(熊谷幸子さんから亡き夫への手紙。原文のまま)

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特別リポート:自由を失う香港、引き裂かれる家族と社会の絆

[香港 22日 ロイター] - 香港に立ち並ぶ高層マンションの一室、狭いキッチンに広東料理の濃厚な香りが漂っている。秋の訪れを告げる中秋節の時期、香港では家族や親戚が集まり、月を眺め、月餅や料理を楽しみながら団らんのひと時を共にするのが恒例だ。

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特別リポート:コロナ禍で「プラ危機」、廃棄増がリサイクル圧迫

[5日 ロイター] - 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)でプラスチック業界が激震に見舞われている。武漢からニューヨークまであらゆる地域で、フェイスシールドや手袋、食品のテイクアウト用容器、オンラインショッピングで注文された商品の配送用緩衝材などの需要が増えているが、こうした製品はリサイクルできず、廃棄物が急増している。

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特別リポート:コロナ禍で医療崩壊、あるインド人医師の修羅場

[バガルプル(インド) 13日 ロイター] - インド東部ビハール州バガルプルのガンジス川沿いにある病院では、運営責任者で精神科医のクマール・ガウラブ氏(42)がライフル銃を装備した3人の警備員に護衛されながら、院内を巡回している。

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