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コラム:サウジの尽力でも思うようにならない原油価格 8:14am JST

[ロンドン 5日 ロイター BREAKINGVIEWS] - サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は4日、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」の協調減産の枠組みを来年まで延長する合意を取りまとめた。その上、7月にサウジによる日量100万バレル規模の自主的な減産を実施する方針まで打ち出し、原油価格押し上げに動いた。だが北海ブレント価格は2%の上昇にとどまり、サウジが依然としてなかなか思うようにならない事態に直面している様子がうかがえる。記事の全文

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コラム:アップルのAR端末、見た目と機能性の両立が課題 8:14am JST

[ニューヨーク 5日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 新たなハイテク商品を成功させるには、高い機能と使用感という2つの要求を同時に満足させる必要がある。米アップルが5日発表した拡張現実(AR)対応のゴーグル型端末「Vision Pro(ビジョン・プロ)」は、現時点ではどちらも満たしていない。ただ、競合他社に比べれば成功に至る可能性が高そうだ。 | ビデオ

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コラム:「第2次トランプ政権」リスクに備え、G7に今できること 2023年 06月 2日

[ロンドン 29日 ロイター BREAKINGVIEWS] - もしもトランプ前米大統領がホワイトハウスに戻って来ると、他の先進諸国は試練に見舞われるだろう。何しろトランプ氏はロシアのプーチン大統領が好きで、気候変動に懐疑的で、「アメリカを再び偉大に」式の保護主義を好む。主要7カ国(G7)の残り6カ国にとって最善の「保険」政策は、ウクライナ支援を強化し、自由貿易を推進し、地球温暖化対策を加速させることだ。

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コラム:エヌビディア、時価総額1兆ドルの長期維持は困難か 2023年 05月 31日

[ニューヨーク 30日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米半導体大手エヌビディアは30日、まさに鳴り物入りで「時価総額1兆ドルクラブ」への入会を果たしたが、会員でいられる期間は短いかもしれない。クラブの先輩にはアップル、グーグル親会社アルファベット、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフトといったそうそうたる顔ぶれが並んでいる。しかしエヌビディアの場合、その成長ぶりが急速で不安定さも伴っている点からすると、以前にテスラがたどった道筋を行く可能性がある。テスラも華々しく時価総額1兆ドルに達したものの、その後ほどなくクラブから退会してしまった。

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コラム:中国ピンドゥオドゥオ、多国籍ブランド化で課題に直面 2023年 05月 30日

[香港 29日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国ネット通販大手のピンドゥオドゥオは、多国籍ブランド化を進める上で課題に直面している。

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コラム:エルドアン氏再選、経済重視で選挙に勝てない時代を証明か 2023年 05月 30日

[ミラノ 29日 ロイター BREAKINGVIEWS] - トルコのエルドアン大統領が再選を決めたことで、世界中の指導者は強烈なメッセージを受け取った。「政治は健全な経済を押しのけてしまう」のだと。

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コラム:中国株から一斉逃避の外国勢、惰性で動き利益逃す恐れも 2023年 05月 26日

[香港 25日 ロイター BREAKINGVIEWS] - かつて中国株に大挙して押し寄せていた外国人投資家が、景気回復の見通しは暗いと見て今度は一斉に脱出している。習近平体制には確かに懸念があるが、完全に逃げ出すのは早計だろう。

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コラム:G7広島サミット、多くのリスクはらむ対中「デリスク」 2023年 05月 23日

[香港 22日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)は、対中政策で「デカップル(切り離し)」ではなく「デリスク(リスク低減)」を目指す方針を示した。だが、中国から見れば、G7は中国の戦略産業を妨害し、自国の防衛予算を増額していると映る。

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コラム:急速進化のAI、課税に抜け穴だらけの現実 2023年 05月 22日

[ニューヨーク 18日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 人工知能(AI)はハンバーガーについて歌うテイラー・スウィフト風の曲を作れるか。イエス、わずか数秒で──。

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コラム:対話型AI革命、ビッグテックが勝ち組 弱者はたちまち敗退か 2023年 05月 17日

[ニューヨーク 12日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 昨年11月、米新興企業オープンAIによる対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の公開により、強大なテクノロジーが解き放たれた。大規模言語モデル、つまり多くのパラメーターを持ち、自主的な学習による改善が可能で、人間の行動や音声を模倣することができるモデルは既に、ビジネス環境を根本から変え始めている。小規模な企業が将来を案じ始めている一方、またしてもビッグテック(巨大IT企業)が利益を得やすい環境が生じている。

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コラム:インドのリスクプレミアム、米中対立背景に低下の一途 2023年 05月 14日

[ムンバイ 9日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 今年に入って、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)やマイクロソフトのサティア・ナデラCEO、ブラックストーンのジョン・グレイ社長といった欧米経済界の大物が相次いでインドを訪れている。

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コラム:EU、共同債利回り上昇で問われる統合への本気度 2023年 05月 11日

[ブリュッセル 9日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 欧州連合(EU)共同債は懐疑的な見方から信認が悪化し、金利も上昇している。債券利回りはEU加盟27カ国全体で上がっているが、共同債の利回りは今ではフランス国債を上回っている。共同債の利回りをフランス国債と同等程度にするために、EUは投資家の認識を変え、ある程度は歳入増加の確約を実行に移す必要がある。

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コラム:G7結束が最善の中国抑止策、依存引き下げと防衛力強化の加速を 2023年 05月 10日

[ギリシャ 8日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ホメロスの「オデュッセイア」を基にした「スキュラとカリュブディスの間」はどちらの道を選ぶか判断が困難であることを指すことわざだが、広島で今月開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、中国に関して同じような状況に置かれていると感じられるかもしれない。台湾を中国に侵攻してほしくないが、同国との戦争も避けたい。

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コラム:米労働市場の勢い止まらず、懸念される利上げ長期化 2023年 05月 8日

[ワシントン 5日 ロイター Breakingviews] - 米労働市場は決して勢いを止めようとしない。4月も新規雇用、賃金伸び率、失業率のいずれもが改善し、5%の政策金利が雇用鈍化をもたらすとの見方に水を差した。しかし現在は労働者のプラスとなっているこうした状況も、将来的にはマイナスになるかもしれない。直近のデータは、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長と他の政策担当者らに「より高く、より長い」利上げを目指すべきだとの新たな理由を与えているからだ。

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ロイターBreakingviewsは、重要な争点となるべき金融に関する知見を提供する世界有数の情報源です。1999年にBreakingviews.comとして設立。2009年にトムソン・ロイターが買収、金融コメンタリ―部門としてロイターブランドの一員となりました。日々の主要金融ニュースについて、ニューヨーク、ワシントン、シカゴ、ロンドン、パリ、マドリード、香港、北京、シンガポールに駐在するコラムニストが、専門的な分析を提供します。

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特別リポート:地下司令部の文書でたどる、ロシア軍敗走までの日々

[バラクレヤ(ウクライナ) 26日 ロイター] - ロシア軍の兵士たちは数週間前にこの町から逃げ去った。だが、その痕跡は至る所に残っていた。 | ビデオ

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特別リポート:変わる自動車業界の勢力図、テスラに挑む吉利の勝算

[杭州市(浙江省) 8日 ロイター] - 「ボルボがどれだけの規模の企業かご存知ですか」。フォード・モーターのドン・レクレアー最高財務責任者(CFO)は尋ねた。

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特別リポート:オイルマネーで脱石油、サウジ戦略転換の現実味

[リヤド 23日 ロイター] - 午前3時、スペイン人の生物学者カルロス・ドゥアルテ氏はサウジアラビアの王宮にいた。この国でもっとも権力を持つ人物を未明までずっと待っていた。

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特別リポート:コロナ禍とCO2、炭素循環を極めた女性科学者

[ノリッジ(英国) 26日 ロイター] - カナダのケベックで生まれ、「炭素循環」の研究者として知られるコリーヌ・ルケレ氏は、ロイターのホットリストの上位にランクされた。世界で最も影響力のある環境問題の科学者1000人を取り上げたこのリストで、女性の割合は7人中1人にも満たない。男性が多数を占めるこの分野で性差別を目の当たりにしてきたルケレ氏は、粘り強く奮闘してきた。

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