欧州市場サマリー(28日)

<ロンドン株式市場> まちまちで取引を終えた。FTSE100種(.FTSE), opens new tabは続伸し、終値としての最高値を更新した。堅調な業績の銘柄が買われて相場を押し上げた。ポンド安も輸出関連銘柄の追い風となった。2月の月間ベースでは1.57%高と、1月の6.13%上昇に続き、プラスを確保した。
一方、中型株で構成するFTSE250種指数(.FTMC), opens new tabは28日の取引で0.43%安。
2月の英住宅価格が前月比0.4%上昇と、予想を上回ったことを受けて、FTSE350種住宅建設株指数(.FTNMX402020), opens new tabは2.07%上昇した。
不動産検索サイト大手ライトムーブ(RMV.L), opens new tabは4.3%高。売上高の伸びが拡大するとの見通しを示したことで、買われた。
増配や自社株買い計画を発表したエンジニアリング会社のIMI(IMI.L), opens new tabは5.8%と大幅高。
航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社IAG(ICAG.L), opens new tabは4.0%高。通期営業利益が予想を上回ったほか、自社株買い計画を発表したことから買いが膨らんだ。
一方、通期の減収見通しを示した半導体部品のモルガン・アドバンスト・マテリアルズ(MGAMM.L), opens new tabは16.2%安と急落した。
ロンドン株式市場:
<欧州株式市場> ほぼ横ばいで取引を終えた。トランプ米大統領の関税措置への懸念が引き続き相場の重荷となった。STOXX欧州600種指数(.STOXX), opens new tabは週間では0.60%高と10週連続で上昇した。
テクノロジー株指数(.SX8P), opens new tabは28日の取引で1.51%安と続落。オランダの半導体製造装置メーカーASMLホールディング(ASML.AS), opens new tabは2.9%安。
金と銅の価格下落を受けて、資源株指数(.SXPP), opens new tabは0.69%安。
トランプ氏は、欧州連合(EU)からの自動車やその他の輸入品に対する25%の関税を近く発表すると表明。中国への追加関税をさらに10%上乗せするとも述べた。世界の貿易摩擦が激化するとの懸念が高まり、不安定な相場展開となった。
28日発表された1月の米個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比の伸びが前月から減速した。6月ごろの米利下げへの期待が高まり、投資家心理を支えた。
他の個別銘柄では、通期業績を発表した自動車部品大手のヴァレオ(VLOF.PA), opens new tab は11.2%安と急落した。
欧州株式市場:
<ユーロ圏債券> ドイツ2年債利回りが一時、域内のインフレ鈍化を示す経済指標を受けて10週間ぶりの低水準を付けた。その後は、ドイツの2月の消費者物価指数(CPI)の内容を受け下げ幅を縮小した。
フランス国立統計経済研究所(INSEE)が28日発表した2月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準で前年同月比0.9%上昇だった。1%を下回るのは2021年2月以来4年ぶり。 もっと見る
これを受け、 欧州中央銀行(ECB)の金利見通しに敏感なドイツ2年債利回りは一時、昨年12月20日以来の低水準となる1.999%を付けた。取引終盤では低下幅を縮め、1bpベーシスポイント(bp)低下の2.03%となった。
ユーロ圏の指標金利であるドイツの10年債利回りは2bp低下の2.397%となった。
ドイツ連邦統計庁が発表した2月のCPI速報値が欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比2.8%上昇し、アナリスト予想の2.7%を小幅上回ったことを受け、域内利回りとECBの金利見通しは幾分上向いた。
来月6日に開かれるECB理事会では、25bpの追加利下げが広く予想されており、短期金融市場は12月のECB預金金利が1.88%前後になるとみている。先週の時点では1.97%だった。これは、25bpの利下げが3回行われ、4回目の利下げの確率が約50%であることを示唆する。
イタリア10年債利回りは1bp低下の3.479%。独伊10年債利回り格差は108bpとなった。
ユーロ圏金融・債券市場:

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