日経平均は6日続伸、高値警戒感の中でバブル後高値更新

日経平均は6日続伸、高値警戒感の中でバブル後高値更新

 1月15日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比324円68銭高の3万5901円79銭と、6日続伸して取引を終えた。写真は都内で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比324円68銭高の3万5901円79銭と、6日続伸して取引を終えた。日本株全般が底堅く推移する中、比較的出遅れていたバリュー株に物色が向かった。日本株は短期的な過熱感がある中でも上値を伸ばし、日経平均、TOPIX(東証株価指数)ともにバブル後高値を連日で更新した。
日経平均は57円高で寄り付いた後、マイナスに転じる場面もあったものの切り返し、じり高の展開となった。後場の日経平均は431円高の3万6008円23銭で高値をつけ、心理的節目の3万6000円の大台を1990年2月22日以来、約34年ぶりに上回る場面がみられた。買い一巡後は3万6000円を下回った水準でのもみ合いとなった。
TOPIXは8日続伸し、1.22%高の2524.6ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.2%高の1298.86ポイント。プライム市場の売買代金は4兆0143億5800万円だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.19%高の710.13ポイントと続伸した。
日経平均はきょうまでの6営業日で約2613円上昇する格好となった。市場では短期的な過熱感を指摘する声がある一方で、「健全な上昇にみえる」(国内証券のアナリスト)との見方もあった。
りそなホールディングス市場企画部の広兼千晶ストラテジストは「年末に上昇していた米国株と比較した日本株の出遅れ修正の動きがきょうも継続している」との見方を示した。新NISA(少額投資非課税制度)や国内企業の賃上げへの期待は相場を下支えしているものの、足元の水準はいつ調整入りしてもおかしくないという。「タイミング的には企業決算、日銀の金融政策決定会合を控えているため、これらが調整のきっかけとなる可能性もある」という。
東証33業種では、海運、証券、電気・ガス、鉱業、銀行など32業種が値上がり。値下がりは空運のみとなった。個別では、ファーストリテイリング(9983.T), opens new tab、信越化学工業(4063.T), opens new tab、アドバンテスト (6857.T), opens new tabがしっかり。ダイキン工業(6367.T), opens new tabは軟調だった。
そのほか決算銘柄では、業績見通しの上方修正を発表したイオン(8267.T), opens new tabがしっかりとなった半面、良品計画(7453.T), opens new tabは軟調。安川電機(6506.T), opens new tabは小幅安となった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1299銘柄(78%)、値下がりは321銘柄(19%)、変わらずは36銘柄(2%)だった。

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