
写真は1ドル紙幣。2021年11月撮影。REUTERS/Murad Sezer
[東京 12日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの152円半ばで取引されている。日米など各国の金融政策見通しに一喜一憂する形で、主要通貨は売買が交錯した。市場ではきょうの欧州中央銀行(ECB)理事会などに関心を寄せる声が出ている。
前日海外市場で一時152円後半と2カ月ぶり高値を更新したドル/円は、東京市場の取引を売り地合いでスタート。午前11時前に一時151. 96円まで下落し、前日高値から1円近い下げとなった。
前日海外では、日銀金融政策に関する一部報道がきっかけで円売りが勢いづいたが、152円後半から153円台はテクニカル的な目先の上値めどとなることもあり、きょうにかけて上値ではドルの戻り売りが活発となった。「反動的な調整」(セントラル短資FXの市場業 務部専任部長、富永貴之氏)の動きが目立ったという。
しかし、午後に入ると、再びドルは152円半ばへ切り返す底堅さをみせた。「日銀が12月の利上げを見送っても1月には実施される公算が高く、利上げが近いとの状況に変わりはない」(外銀アナリスト)として、前日に進んだ円安は早々に一服となった。
バークレイズ証券為替債券調査部長の門田真一郎氏も、日銀の1月利上げ見通しに変化はないとして、ドル/円は当面「高止まりするのではないか」との見解を示した。
豪ドル/円が上昇して円売り地合いが強まったことも、ドル/円を下支えした。オーストラリア統計局がきょう午前に発表した11月雇用統計は、就業者数が予想以上に増加し、失業率は予想に反して低下した。オーストラリア・ニュージーランド銀行は、来年の利下げ見通しを従来の2月から5月へ先送りした。
為替マーケットチーム
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