米国株式市場=下落、インフレ懸念で利下げ鈍化観測 ハイテク株に売り

米国株式市場はS&P総合500種が小幅に続伸し、辛うじて最高値を更新した。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国株式市場は下落して取引を終えた。堅調な経済指標を受け、インフレ再燃によって米連邦準備理事会(FRB)の緩和ペースが鈍るとの懸念が広がった。
序盤は上昇したものの、米労働省が発表した11月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が予想外に増加したほか、米供給管理協会(ISM)が発表した12月の非製造業総合指数が上昇し、投入価格指数が約2年ぶり高水準となったことを受け、株価は下げに転じた。 もっと見る
チャールズ・シュワブのトレーディング責任者兼デリバティブストラテジスト、ジョー・マッツォラ氏は「市場はインフレとの戦いが大詰めに入ったと思っていたが、より長期にわたり高止まりすると認識し始めている」と述べた。
統計を受けて米10年債利回りは一時8カ月ぶりの水準に上昇。利回り上昇がハイテク株(.SPLRCT)を圧迫し、半導体大手エヌビディア(NVDA.O)は6.22%安となった。S&P総合500種の主要11セクターは大半が下落した。
CMEのフェドウォッチによると、市場ではFRBが6月に次回の利下げを実施し、その後は年内、金利を据え置くとの見方が強まっている。
テスラ(TSLA.O)はBofAグローバル・リサーチが投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げたことを受けて4%下落した。
一方、マイクロン・テクノロジー(MU.O)は2.67%上昇。エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は、最新のAI半導体「ブラックウェル」を採用した次世代チップ「RTX50」シリーズにマイクロンがメモリーを提供すると明らかにした。
ニューヨーク証券取引所とナスダックではいずれも値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.14対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は204億5000万株。直近20営業日の平均は125億2000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
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