ECB、政策金利を予想通り0.5%引き上げ 3月も追加利上げ方針
欧州中央銀行(ECB)は2日の理事会で政策金利を0.5%ポイント引き上げ3%とした。5会合連続の利上げで、3月にも0.5%の追加利上げの方針を示した。
欧州中央銀行(ECB)は2日の理事会で政策金利を0.5%ポイント引き上げ3%とした。5会合連続の利上げで、3月にも0.5%の追加利上げの方針を示した。
イングランド銀行(英中央銀行)は2日、政策金利を0.5%ポイント引き上げ4.0%とした。10会合連続の利上げで2008年以来の高水準となった。世界的にインフレは高止まりしているものの、英国を含め多くの先進国でピークに達した可能性があると指摘した。
インドの財閥アダニ・グループの中核企業アダニ・エンタープライゼズが総額25億ドルの公募増資を撤回したことを受け、2日のインド株式市場ではグループ傘下企業が軒並み急落し、1000億ドル以上の時価総額が吹き飛んだ。
ソニーグループは2日、2023年3月期通期の営業利益予想(国際会計基準)を200億円積み増し、前年比1.9%減の1兆1800億円に上方修正した。映画や半導体の売上高は下振れるものの、好調なゲーム事業が利益を押し上げる。ソニーGはこの日、十時裕樹最高財務責任者(CFO)の社長昇格も発表した。
ノルウェーのストーレ首相は2日、ウクライナへの軍事・民生支援の原資をねん出するため、今後数年、政府系ファンド(SWF)からの拠出額を増額する方針を示した。
先進国で構成するパリクラブ(主要債権国会議)は、経済危機のスリランカの債務再編への支援策を「まもなく」発表する予定。関係者によると、国際通貨基金(IMF)が同国向けに29億ドルの融資を実行できるよう保証をする用意があるという。
ロシアのラブロフ外相は2日、西側諸国がウクライナに長距離ミサイルを供与すれば、ロシア軍は安全地帯を確保するため、ウクライナ軍をさらに後退させると述べた。
ドイツの産業機械業界の昨年12月の受注は3カ月連続で2桁減となり、通年でも減少した。
パナソニック ホールディングスは2日、2023年3月期(国際会計基準)の連結営業利益見通しを従来の3200億円から前年比21.7%減の2800億円へ下方修正した。今期2度目の下方修正。中国市況の悪化でノートパソコン向け電子部品関連の需要が落ち込んだ上、原料高で車載向け電池の採算が悪化し、利益を押し下げた。IBESがまとめたアナリスト19人による営業利益の予想平均値は3359億円だった。
「日の丸半導体」復活に向け、日本の官民が連携して立ち上げたラピダス(東京都千代田区)の東哲郎会長は2日、ロイターのインタビューに応じ、2020年代後半にも目指す生産ライン立ち上げには7兆円程度の投資が必要になるとの見方を示した。3月にも試作ラインの建設予定地を決め、まずは春までに70─80人を採用する。