NY市場サマリー(31日)ドル上昇、株続伸 国債利回り低下
<為替> ドルが対ユーロで上昇。しかし、週間では5週連続で下落する見通し。朝 方発表された米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びは鈍化し、米連邦準備理事会(F RB)がさほど積極的な利上げを進めないという観測が広がった。 2月のPCE価格指数は前月比0.3%上昇、前年比5.0%上昇で1月(前月比0 .6%上昇、前年比5.3%上昇)から減速。前年比の伸びは2021年9月以降で最小 となった。 欧州連合(EU)統計局が発表した3月の消費者物価指数(CPI)速報値も前年同 月比の伸び率が6.9%に急低下。しかし、コア指数は伸びは加速した。 コンベラのシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「米個人消費の鈍 化とインフレ緩和はFRBが停止に近づいているとい見方と一致する」と指摘。半面、欧 州でコアインフレが加速したことは、「年内に欧州中央銀行(ECB)がFRB以上に利 上げを実施するという観測と整合する」と述べた。 ユーロ/ドルは0.48%安の1.0852ドル。ただ、週間では0.8 %値上