上海外為市場=元小幅高、週間で3週間ぶり上昇
上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで小幅高。週間ベースで3週ぶりの上昇となる見通し。米景気後退に対する懸念でドルが売られた。
上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで小幅高。週間ベースで3週ぶりの上昇となる見通し。米景気後退に対する懸念でドルが売られた。
オセアニア外国為替市場では豪ドルとニュージーランドドル(NZドル)が対米ドルで上値の重い展開。経済を巡る懸念やコモディティー(商品)価格の下落が楽観ムードを抑制する中、週間で小幅に下落する見通しとなっている。
正午のドルは前日NY市場終盤の水準から小幅安の134円後半。海外市場で進んだ円高は一服となったものの、反発も限定的だった。
米議会上院の超党派議員団は23日、国家安全保障上のリスクが懸念される中国などへの個人データ移転を阻止する法案を提出した。
暗号資産(仮想通貨)ブローカーのボイジャー・デジタルが、1日当たりの引き出し限度額を2万5000ドルから1万ドルに引き下げたことが同社のウェブサイトで分かった。
ユーロは前日早朝、144円前半と再び7年半ぶり高値圏へ上昇したものの、日中から株安による円高でじり安展開。その後発表になった6月ユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が51.9と、市場予想の54.0を大きく下回ったことで、ドイツ国債金利の急低下とともに一段安となった。
メキシコ中央銀行は23日の政策決定会合で政策金利を75ベーシスポイント(bp)引き上げて7.75%とした。またインフレ抑制のため、必要なら追加利上げを行うとも述べた。
トルコ中央銀行は23日の金融政策委員会で、政策金利を14%に据え置いた。据え置きは6カ月連続。5月にはインフレ率が73%を上回り、海外では各国が金融引き締めを進めているが、トルコ中銀は今後ディスインフレが始まるとの見方を改めて示した。
きょうの予想レンジはドル/円が134.20―135.90円、ユーロ/ドルが1.0440─1.0590ドル、ユーロ/円が141.30―142.80円付近。
<為替> ユーロの下落が目立った。独仏の経済指標が予想を下回り、ユーロ圏経済 の伸び悩みを示したことから、欧州中央銀行(ECB)による利上げ幅縮小観測が浮上し た。 一方ドルは、主要通貨バスケットに対して上昇。景気後退の見通しが強まる中、安全 資産である米国債の需要が高まり、リスク選好が後退した。 S&Pグローバルが23日発表したドイツの6月の購買担当者景気指数(PMI)速 報値によると、ドイツ経済は急激に失速した。同じく6月の仏PMI速報値も予想を下回 った。 これを受けて金融市場が織り込む7月のECB利上げ幅は、20日の34bp(ベー シスポイント)から約30bpに縮小。年末までの利上げ幅についても、20日の176 bpからこの日は161bpに縮小した。 ユーロ/ドルは0.5%下落し1.0509ドル。ユーロ/円<EURJPY=EBS >も1.4%下落し、141.85円となった。 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の慎重な発言を行ったことが心理的な重し とな