フォトログ:海面上昇に悩むバングラデシュ農家、水上農法に活路
バングラデシュ南西部に広がる海抜の低いデルタ地帯で農業を営むモハマド・モスタファさん(42)は、水に浮かぶイカダの上で作物を育てる先祖伝来の栽培手法を復活させた。海面の上昇と豪雨による洪水によって脅かされる農地が拡大しているためだ。
バングラデシュ南西部に広がる海抜の低いデルタ地帯で農業を営むモハマド・モスタファさん(42)は、水に浮かぶイカダの上で作物を育てる先祖伝来の栽培手法を復活させた。海面の上昇と豪雨による洪水によって脅かされる農地が拡大しているためだ。
マンキ・ルゴさん(68)はこの7年間、息子のフアンさんの捜索をメキシコ北部で続けている。これまでに何人の遺体を見つけたか、もう覚えきれない。
いかなる火災に立ち向かうときでも、ウクライナの消防士たちには、それに対応するための所定の手順と経験、装備があった。だが、ロシアとの戦争が勃発して以来、状況は一変した。
第2次世界大戦を生き延びたマリア・ニコラエブナさんは、忙しいが充実した生活を送っていた。2人の子どもを育て、旧ソ連の航空宇宙産業でエンジニアとして働きながら、ウクライナの都市ハリコフにある自宅では美しい庭を作っていた。
中城竹夫さん(70)は、半世紀にわたってカツオを獲り続けてきた。刺身などの生食はもちろん、かつお節にしたりだしを取ったりと、日本料理には欠かせない魚だ。
ロシアの激しい攻勢を受けるウクライナ東部ドンバス地域で、今もウクライナが維持している地区に1カ所だけ運営を続けている妊産婦専用医療施設がある。ポクロウシク市周産期センターだ。
観光ガイドからタトゥー(刺青)アーティストまで、ここ台湾では、生まれて初めて射撃訓練を受ける人が現れている。ロシアによるウクライナ侵攻により、巨大な隣国である中国が民主的体制の台湾に同様の行動を取るのではないかという不安が高まっているからだ。
メキシコ・チワワ州のメノナイト派コミュニティーの起源をたどれば、1世紀も前にさかのぼる。自らの信仰を守るにふさわしい、外の世界から隔絶された農地を求め、最初のメノナイト派の入植者がやってきたのだ。
ここは、「プランド・ペアレントフッド(全米家族計画連盟)」が経営するアラバマ州バーミンガムのクリニック。窓はほとんどなく、壁には市内を紹介するありふれた写真が飾られている。シェリー・ティエン医師による人工妊娠中絶手術を受ける女性は、手で胃のあたりを軽く叩いていた。
早朝、台湾海峡から冷たい風が吹きつける中、ぽつんと離れた埠頭に少数の海兵隊員が震えながら立っている。1日の大半を海中で過ごした彼らの短パンや薄いジャケットはぐっしょりと濡れたままだ。