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コラム

コラム:円安メリット相殺する2つの不足、成長制約要因に 構造転換が必須

ドル/円が136円台と24年ぶりの円安水準を付け、市場ではプラス効果に期待する声も少なくない。だが、日本経済には「2つの不足」が立ちはだかり、円安のメリット発揮を阻んでいる。1つは人手不足であり、もう1つは半導体不足だ。どちらも構造的要因が大きく影響しており、政府主導による抜本対策の早急な立案と実施が求められている。

コラム:破壊的なドル高の予兆、円売り加速のシナリオ=内田稔氏

6月は主要な中央銀行の引き締めラッシュとなった。米連邦準備理事会(FRB)が、直前に発表された消費者物価指数(CPI)の結果を受け、75bpの利上げに踏み切ったほか、イングランド銀行も5会合続けての利上げを実施した。欧州中央銀行も利上げを宣言しており、9月には中銀預金金利がマイナス圏を脱する。さらに、スイス国立銀行による50bpの利上げは多くの市場参加者のサプライズを誘った。

コラム:大幅な円安、メリット活用法を考える=熊野英生氏

[東京 21日] - 米長期金利が、3%を超えて上昇するのは難しいと思っていた。すでに米景気後退リスクが警戒されていたからである。だが、その予想に反して上昇し、ドル/円も135円まで円安が進んだ。さらに米長期金利が上昇すれば、140円近くまでの円安も視野に入ってくる。

コラム:中国で広がる失業危機、建国以来最悪の恐れ

[香港 20日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国で今年起きた失業危機は、1949年の建国以来最悪になる恐れが出てきた。16歳から24歳の年齢層の失業率は20%近くと過去最高を更新し、中国全土の失業者数が2008年以来の水準に迫っている様子がうかがえる。

コラム:インド軍の新募集計画、根深い雇用問題解決に役立つか

[ムンバイ 20日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 改革はしばしば抵抗を受ける。インドの場合、軍の新たな兵士募集計画「アグニパス(火の道)」を巡り、複数の州で鉄道への攻撃や不動産の破壊といった抗議行動が発生した。こうした反発の大きさは、新計画にどれだけメリットがあろうともより高いコストがそれをかき消してしまう可能性を示唆している。

コラム:世界の流れに逆行する日銀のマイナス金利とYCC、円売りの潮流続く=佐々木融氏

[東京 20日] - 日銀は今回も現状の金融政策を維持した。世界ではいよいよスイス中銀まで利上げを開始しており、間もなく先進国の中では、日銀だけがマイナス金利を維持する中銀になるだろう。日銀は先物市場の機能を壊してまで10年国債金利の上昇を強引に抑えようとしている。そもそも日銀は財務省に比べてマーケットに寄り添うことにより、市場の声を吸い上げ、政策に生かすことを得意としていたはずだ。しかし、最早その面影はない。

コラム:世界の観光産業、中国人頼み脱却が急務

[香港 14日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国からはこれまで毎年、フランスのパリやタイのプーケットをはじめ世界中の観光地に1億5000万人が訪れ、2550億ドルものお金を落としていた。これらの観光地が今、中国人は当分の間戻ってこない可能性を改めて認識しつつある。中国を当てにしていた観光産業はこれから相当険しい道のりをたどることになる。

コラム:FRBの「柔軟な物価目標」、わずか2年で自ら幕引き

[ワシントン 15日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 「柔軟な平均インフレ目標(FAIT)」よ、安らかに眠れ――。米連邦準備理事会(FRB)は15日に終わった連邦公開市場委員会(FOMC)で、物価高騰に対応して政策金利を75ベーシスポイント(bp)引き上げた。1回の利上げ幅としては1994年以来の大きさだ。これでインフレが封じ込められるとは限らない。だが、パウエル議長が2年前、誰も取り残されない形で雇用が増えるのを目的に導入したFAITという新たな政策運営の枠組みは、事実上葬り去られる。

訂正-コラム:日本株急落に2つの大誤算、その先に前向きのシナリオ=池田雄之輔氏

[東京 15日] - 米国株下落の中で「底堅さ」が目立った日本株だが、ここにきて急落に見舞われている。この急落劇には2つの大誤算が絡んでおり、ダメージ修復には時間がかかりそうだ。ただ、ここから悲観シナリオを突き進むのも、それなりにリスクが高い。この難局の先には、前向きなストーリーも控えているからだ。