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マクロ経済動向

アングル:クレディ問題、金融大国スイスの信頼に深刻な打撃か

アングル:クレディ問題、金融大国スイスの信頼に深刻な打撃か

クレディ・スイスの経営危機は、ウエルスマネジメント(富裕層向け資産総合管理サービス)分野で世界トップに君臨してきたスイスの地位と信頼に深刻なダメージを与えた――。専門家はこう警鐘を鳴らしている。金融システムの安定性や規制、企業統治の面で疑問符がついてしまったからだ。

日経平均は小反落、金融システム不安根強く 半導体株高は支え

日経平均は小反落、金融システム不安根強く 半導体株高は支え

東京株式市場で日経平均は、前営業日比47円00銭安の2万7419円61銭と、小幅に反落して取引を終えた。欧米の金融システム不安が再燃して米株安となったことを嫌気し、売りが優勢となった。円高も重しになった。一方、指数寄与度の高い半導体関連株が堅調に推移し、下支えになった。

米FOMC:識者はこうみる

米FOMC:識者はこうみる

米連邦準備理事会(FRB)は3月21─22日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ4.75─5.00%とした。決定は全会一致。ただ、米銀2行の経営破綻を受け金融市場が混乱する中、利上げが近くいったん停止される可能性があることを示唆した。

米FRBが0.25%利上げ、幾分かの追加引き締め適切と指摘

米FRBが0.25%利上げ、近く停止も示唆 金融不安の影響注視

米連邦準備理事会(FRB)は21─22日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ4.75─5.00%とした。決定は全会一致。ただ、米銀2行の経営破綻を受け金融市場が混乱する中、利上げが近く一時停止される可能性があることを示唆した。

午後3時のドルはドル130円後半へ下落、一時1カ月半ぶり安値

午後3時のドルは130円後半へ下落、一時1カ月半ぶり安値

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準からドル安/円高の130円後半で取引されている。一時130.41円まで下落し、2月10日以来1カ月半ぶり安値を更新した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て、市場では追加利上げへの期待がやや後退。国債金利の低下とともに、ドルの上値が重さを増したという。