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米金融政策

NY外為市場=ドル小幅安、市場の注目はFOMCに

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が小幅安。米インフレ指標と欧州中央銀行(ECB)理事会の声明を受け、プラス圏とマイナス圏を交互に行き交う展開となった。投資家は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目している。

米家計資産、第1四半期は136.9兆ドルと最高 一段の経済成長余力

米連邦準備理事会(FRB)が10日に公表した統計によると、第1・四半期の米国の家計資産は136兆9000億ドルと、前四半期の131兆9000億ドルから増加し、過去最高を更新した。新型コロナウイルス感染拡大が減速し、経済活動が再開される中、一段の経済成長に向けた余力が多分にあることが示された。

米5月CPI5.0%上昇、13年ぶり大幅伸び ベース効果剥落へ

米労働省が10日に発表した5月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は、前年同月比5.0%上昇し、2008年8月以来、約13年ぶりの大幅な伸びを記録した。ただ、昨年春に見られた軟調な物価が影響しており、こうしたいわゆるベース効果は6月以降薄れる見込みだ。

アングル:米景気回復、6月に最終章突入も 再開本格化などで

新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)による国家的緊急事態から1年2カ月が経過する中、米景気回復の最終章が6月から始まるかもしれない。半数の州で失業給付の加算措置が終了する中、メジャーリーグのスタジアムはフルキャパシティーに戻り、最大の経済規模を誇るカリフォルニア州ではコロナ禍に伴う最終的な制限が解除され、バーやレストランなどの通常営業が可能になる。

ドルの底力が試される、「ドル一強」にはなりにくい=今週の外為市場

今週の外為市場では、ドルの底力が試されることになりそうだ。決め手となるのは米長期金利の動向で、騰勢が続く米インフレ指標を受けて金利高となれば、ドル買いが促される公算が大きい。ただ、原油高を背景に底堅い資源国通貨や、3年ぶり高値圏にあるユーロ、英ポンド、人民元とライバルは多く、「ドル一強」にはなりにくい。

慎重に上値試し、国内ワクチン接種進展が支援=今週の東京株式市場

今週の東京株式市場は、慎重に上値を探る展開が予想される。国内での新型コロナウイルスワクチン接種の進展による経済正常化への期待が支援材料となる。5月米雇用統計は米株高で通過したが、今週は5月米消費者物価指数(CPI)、来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)と、市場の関心が高いイベントを複数控えており、相場の方向感は出にくいとの見方が多い。

コラム:インフレ懸念顕在化でも、米利上げへ遠い道のり=門間一夫氏

米国の4月消費者物価は、市場の予想を大幅に上回る前年比プラス4.2%となった。発表直後に発言の機会があった米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長やウォラー理事も、これには驚きを隠さなかった。米国ではワクチン接種が総じて順調に進んでおり、経済も力強く回復している。