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外為フォーラムコラム

コラム:世界市場に金融引き締め織り込みモード、ポーランド利上げで拍車か=上野泰也氏

[東京 27日] - ポーランドと言えば、「法の支配」をめぐる欧州委員会との対立激化がホットな話題であり、同国の欧州連合(EU)からの離脱を言い表す「ポレグジット」という造語も登場している。復興基金からポーランドへの資金配分を止めるという強硬手段を取るとるべきと主張するオランダのような国もあるが、ポーランドのモラウィエツキ政権はひるんでいない。

コラム:15年と似てきたドル円相場、今回も米利上げ半年前から円買い戻しへ=佐々木融氏

[東京 26日] - フェデラル・ファンドレート(FF金利)先物市場は、10月に入ってから来年の米連邦準備理事会(FRB)による利上げ期待を積極に織込み始めている。月初の時点では来年中に1回の利上げを織込む程度だったが、その後の3週間程度で利上げ予想が前倒しとなり、現在は来年6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)までの1回の利上げは相当程度織込み、来年末までに2回の利上げは完全に織り込んでいる。そして、10月21日以降は来年末までの3回めの利上げも織込み始めるようになった。

コラム:過度なインフレ、円安を短命にするファクターか=亀岡裕次氏

[東京 28日] - ドル/円は10月に年初来高値を更新し、約4年ぶりの114.69円まで上昇したが、これはドル高ではなく円安が主因である。10月に入ってからは、ドルが円以外の通貨に対して小幅下落する一方で、円はドル以外の通貨に対して大幅に下落している。小幅なドル安の一方で大幅な円安が進んだため、ドル/円が上昇したのだ。

コラム:グリーン・オプション、日本の市場強化戦略にも重要なピース=井上哲也氏

[東京 22日] - 企業や政府によるグリーン・ファイナンスが顕著に拡大しつつある中で、そうした取引にかかわるグリーン・デリバティブの活用も欧州を中心に注目を集めている。異常気象や自然災害をトリガーイベントとするデリバティブは、保険の領域と併存する形で以前から存在していたが、足元で注目が高まっているのは、企業や政府による気候変動対応と関連付けた取引である。

コラム:ドル円取り巻く環境に変化、「円安雪崩」には要警戒=尾河眞樹氏

[東京 20日] - ドル/円は10月15日、2018年11月以来、約3年ぶりとなる114円台を付けた。これまで比較的安定していた相場の上昇ペースが速まったことで、久々に為替相場に注目が集まっている。ドルと円の名目実効為替レート(BIS・60通貨ベース)を見ると、これまでリスクオンの際にはドル安・円安、リスクオフではドル高・円高と、その他の通貨に対してドルと円は同じ方向に連動しており、力関係が概ね拮抗するなかで、ドル/円は方向感に欠ける相場展開が続いていた。

コラム:人民元の不思議な安定、均衡崩壊のトリガーは米中摩擦激化か=植野大作氏

[東京 12日] - 人民元相場の安定感が際立っている。今年1月以降、オフショア市場のドル/人民元は1ドル=6.35─6.58元台での狭いレンジに収まっている。この間の値幅を中央値で割って求められる変動率は約3.6%。7月以降に限れば値幅はさらに縮まり、取引レンジは6.42─6.52元台、変動率も約1.6%まで落ちている。