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外為フォーラムコラム

コラム:製造・非製造の世界的な乖離、消費増税にリスク=嶋津洋樹氏

[東京 9日] - 主要先進国を中心に、低調な製造業と堅調な非製造業/サービス業という乖離が続いている。たとえば、先進国の製造業PMIは8月に48.7と、拡大と縮小の分かれ目とされる50を4カ月連続で下回ったが、サービス業は51.5と拡大を維持。とくにドイツは両者の乖離が大きく、製造業は主要先進7カ国(G7)で最も低い43.5にとどまったが、サービス業は筆者が常時モニターしている13カ国で最も高い54.8だった。

コラム:自由貿易は「強者の論理」から「競者の論理」へ=鈴木明彦氏

[27日 東京] - 第2次世界大戦後の日本経済の発展は、米国が主導したグローバルな自由貿易の広がりがなければ実現しなかっただろう。その米国が自由貿易に背を向け、世界貿易機関(WTO)の存在すら否定しかねない状況となってきた。日本は、保護主義的流れを押しとどめ、自由貿易を守るために立ち上がらなければいけない、ということになる。

コラム:年内ドル102円がメーンシナリオ、世界経済の円高構図続く=内田稔氏

[28日 東京] - ドル/円は8月26日の朝方、105円台を割り込んだ。トルコリラ/円が1割以上も急落したタイミングとあって、年始のフラッシュクラッシュとも重なる。しかし、今回はじわじわと着実に105円台までドル安円高が進んだ後の動きであり、薄商いの市場の意表を突いた年始の105円割れとは明らかに様相が異なる。

コラム:マイナス金利に苦しむ欧州銀、迫る景気後退の時限爆弾=大槻奈那氏

[東京 22日] - 欧州の銀行株が乱高下している。景気後退に陥った場合にドイツには財政出動の準備があるとの報道で若干値を戻したものの、資産価値に比べて株価が割高か割安かをみる株価純資産倍率(PBR)は、ドイツ銀行とコメルツ銀行で0.2倍前後、フランスのソシエテ・ジェネラルや英国のバークレイズ、イタリアのウニクレディトでも0.3─0.4倍と、ことごとく1.0倍を大きく割り、ほぼ今年の最安値近辺で推移している。

コラム:YCC捨てる日銀、拾うECB=唐鎌大輔氏

[東京 21日] - 日本の10年金利が恒常的にマイナス0.2%を割り込んでいる。日銀が許容するプラスマイナス20ベーシスポイントの変動幅が機能していない状況を受け、9月の金融政策決定会合でイールドカーブコントロール(YCC)の枠組みが見直されるのではないかとの思惑が強まっている。