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外為フォーラムコラム

コラム:勝負に出たパウエル議長、ハト派色強く市場に寛容=上野泰也氏

[東京 31日] - 米ワイオミング州ジャクソンホールを舞台とする中央銀行関係者・学者らを対象にした毎年恒例のシンポジウムは、直前になって対面形式からオンライン形式での開催へと変更された。米国内でデルタ型変異株の感染が拡大しており、公衆衛生上の配慮が必要になったからである。

コラム:中銀の対話相手は誰が適切か、ECBの試みから推理する=井上哲也氏

[東京 20日] - 欧州中央銀行(ECB)は、これまで進めてきた金融政策の戦略見直しの結果を7月に公表した。ECBに固有であった物価目標「2%以下で2%に近い」を、2%の上下に対称な普通の内容に改定したことが焦点だったが、同時に金融政策に関する対話(コミュニケーション)の充実も重点の1つとされた点が注目される。

コラム:弱体化した日本企業の価格転嫁力、復活なら株価・物価上昇に=熊野英生氏

[東京 19日] - 日米のマーケット指標をみて、大きく違いがみられるのは株価である。2021年初からそのコントラストは広がった。新型コロナウイルスワクチン接種の進ちょく状況の違いが、そこに反映していることは間違いないと考える。だが、ほかにも構造的な問題が横たわっている。

コラム:広がる米欧との成長率格差、マネーの日本回避は23年まで継続か=唐鎌大輔氏

[東京 19日] - 内閣府が16日に発表した2021年4─6月期国内総生産(GDP)は物価変動の影響を除いた実質ベース(季節調整値)で前期比プラス0.3%、年率換算では同1.3%だった。日本経済研究センターのまとめる「ESPフォーキャスト」における予想中央値(前期比・年率プラス0.66%)も上回っており、仕上がり自体は「強め」と評価すべき内容である。

コラム:コロナ対応で政権支持率に明暗、注目すべき通貨は=尾河眞樹氏

[東京 17日] - 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への政策対応は、どの国のリーダーにとっても等しく困難である。経済を回そうとすれば感染者が増えるし、これを避けるため行動制限をかければ、経済が悪化する。まさに「あちらを立てればこちらが立たなくなる」という状況だ。

コラム:高いワクチン接種率実現まで続くドル円こう着、その構図は何か=亀岡裕次氏

[東京 11日] - ドル/円は8月に入り、108円台から110円台に反発している。米雇用統計が市場予想より改善したことや、米財政支出への期待が高まったことが原因だ。ただ、ドル/円の下落リスクは小さくなってはおらず、一方的に上昇する可能性は低いのではないか。

コラム:円安の長期化を喜べない本当の理由=門間一夫氏

年初に104円台だったドル/円相場は、最近は110円前後で推移している。日銀の「全国企業短期経済観測調査(短観)」では、企業が収益予想の前提としているドル/円相場が106円台であり、現実はそれよりもだいぶ円安になっている。米国と日本の金融政策の違いを考えると、今後さらに円安が進むストーリーは想像できても、逆は想像しにくい情勢だ。