コラム:日銀がYCC撤廃を決めても、大幅円高にならない3つの理由=佐々木融氏
[東京 25日] - 10年ぶりに総裁が交代した日銀の最初の会合が、27─28日に開催される。市場では今回の会合での政策変更に対する期待はやや後退しつつあるが、引き続き6月会合でイールドカーブ・コントロール政策(YCC)の変更を行うとの期待は強い。
[東京 25日] - 10年ぶりに総裁が交代した日銀の最初の会合が、27─28日に開催される。市場では今回の会合での政策変更に対する期待はやや後退しつつあるが、引き続き6月会合でイールドカーブ・コントロール政策(YCC)の変更を行うとの期待は強い。
[東京 24日] - 米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)が、一部の金融機関の経営破綻に伴う金融市場の不安定化にかかわらず、ともに政策金利の引き上げを継続したことは記憶に新しい。
[東京 19日] - 3月米連邦公開市場委員会(FOMC)において、米景気は年内に「穏やかなリセッション」入りが想定された。既に米エコノミストに対する3月調査では、1年以内に米国がリセッション入りする確率は65%に達していたが、米連邦準備理事会(FRB)も公的に懸念を共有したことになる。
[東京 20日] - 植田和男総裁に交替したことで、大多数の市場関係者が何となく、日銀の金融政策を歓迎するムードになっている。このムードは、黒田緩和が抱えてきた問題を見過ごしやすくさせている。
[東京 17日] - 2023年度が始まって半月余りが経過した。新たな会計年度を迎えたドル/円相場は、これまでのところ、130円台では底堅く推移する一方、134円台では頭打ちになり、狭い値幅のレンジ・ワークが続いている。
[東京 18日] - 最近の市場は、不安のマグマに満ちている。米国中堅銀行3行の破綻がクレディ・スイスに飛び火した後、懸念はさらに広い市場に波及している。
[東京 12日] - シリコンバレー銀行(SⅤB)破綻から1カ月が経過した。「第2次リーマンショック」とはやし立てるムードが強かった破綻直後の状況と比較すれば、金融市場はかなり平静を取り戻しつつあるように見える。だが、依然として「次の危機の芽はどこにあるのか」といった警戒心は強い。
[東京 6日] - 欧米での金融不安の発生で、逃避通貨とは何かが改めて問われている。同時に逃避通貨としての日本円復活がなるかも注目に値するだろう。
[東京 4日] - 4月9日に経済学者の植田和男氏が日銀総裁に就任する。2人の副総裁は既に3月中に新旧交代を終えており、日銀の新体制が本格始動する。
[東京 30日] - 米中堅銀行の経営破綻が明らかになった時点では、金融面の不安心理増大が米国内だけにとどまる問題ではないかとみられていた。