原油先物は下落、新型コロナ感染拡大で需要懸念高まる
アジア時間の原油先物は下落した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)導入を背景に、先行きの需要に対する懸念が改めて高まった。
アジア時間の原油先物は下落した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)導入を背景に、先行きの需要に対する懸念が改めて高まった。
ロイターが21日に閲覧した米内務省の命令文書(20日付)によると、バイデン政権は、国有地・水域(訂正)における石油・ガス鉱区のリース権と掘削許可について、法的および政策面での影響を検討するため、暫定的に停止した。
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の103円半ば。ドルは国内勢の売りや週末を控えた海外勢のポジション調整に押され軟調気味に推移した。欧州中央銀行(ECB)理事会を経たユーロは堅調だったが、原油安で資源国通貨の快進撃がストップするなど、各通貨はまちまちだった。
アジア時間の原油先物は下落し、先週付けた11カ月ぶりの高値が一段と遠のいた。中国の新型コロナウイルス感染拡大を抑えるための新たな制限が同国の石油需要を圧迫するとの懸念が売りを誘った。
指数算出会社のMSCIは21日、中国海洋石油(CNOOC)をMSCI・ACWIとMSCIチャイナ・オールシェア指数から除外すると発表した。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の主要産油国で構成される「OPECプラス」の12月の減産順守率が99%になったと、関係者2人が21日、ロイターに述べた。
バイデン米大統領は就任初日の20日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」への復帰を表明し、環境対策を後退させるトランプ前政権の政策全ての見直しを指示した。
アジア時間の原油先物は下落。業界統計で先週の米原油在庫が予想外に増加したのを受け、新型コロナウイルス対策の行動制限が石油需要を圧迫しているとの懸念が再燃した。
中国税関総署が20日公表した統計によると、2020年の同国の原油輸入は、世界最大の石油輸出国であるサウジアラビア産が最も多かった。2位ロシアとは僅差だったが、首位をキープした。
米国時間の原油先物は上昇。米国株に連れ高した。米大統領就任式を控え、次期政権の追加刺激策が最終的には世界の経済成長を押し上げるとの楽観的な見方を受けた。