原油先物1%高、サウジ減産計画が引き続き支援
[ヒューストン 7日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約1%上昇。サウジアラビアの大幅な減産計画が米燃料在庫の増加や中国の軟調な輸出データを背景とする需要懸念を相殺した。
[ヒューストン 7日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約1%上昇。サウジアラビアの大幅な減産計画が米燃料在庫の増加や中国の軟調な輸出データを背景とする需要懸念を相殺した。
[東京 7日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小反発。世界経済の成長鈍化に起因する需要低迷懸念で前日は下落したが、最大の原油輸出国サウジアラビアの追加減産に伴う世界的な供給逼迫懸念によって相殺された。
[ロンドン 5日 ロイター BREAKINGVIEWS] - サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は4日、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」の協調減産の枠組みを来年まで延長する合意を取りまとめた。その上、7月にサウジによる日量100万バレル規模の自主的な減産を実施する方針まで打ち出し、原油価格押し上げに動いた。だが北海ブレント価格は2%の上昇にとどまり、サウジが依然としてなかなか思うようにならない事態に直面している様子がうかがえる。
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国時間の原油先物は下落。世界経済の成長鈍化がエネルギー需要を減少させるとの懸念が、サウジアラビアによる減産計画を上回った。
ロシアのペスコフ大統領報道官は5日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は、世界のエネルギー市場安定に重要との認識を示した。OPECプラスは前日に閣僚級会合を開いた。
世界最大の石油輸出国サウジアラビアは、代表油種アラブ・ライトの7月のアジア向け公式販売価格(OSP)を6カ月ぶりの水準に引き上げた。
[6日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅安。サウジアラビアの追加減産表明を受けた前日の上昇分をほぼ消す展開となっている。
5日の取引で、サウジアラビアが独自に追加減産を行う方針を示したことを受け、原油先物が上昇した。
ロシア財務省は5日、石油・ガスからの連邦歳入が前年同月比36%減、前月比12%減だったことを明らかにした。利益に課税する石油税の収入が減少した。
松野博一官房長官は5日午前の会見で、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成するOPECプラスが、現在の協調減産の枠組みを24年末まで延長することで合意したことについて、原油価格高止まりにつながりかねず、日本経済への影響などを緊張感もって注視すると語った。