原油先物は1ドル高、米寒波による生産停止で
米国時間の原油先物は約1ドル上昇した。厳しい寒波の影響で、テキサス州の原油生産の多くが停止していることが背景。
米国時間の原油先物は約1ドル上昇した。厳しい寒波の影響で、テキサス州の原油生産の多くが停止していることが背景。
石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は17日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で落ち込んだ原油価格と需要が今年回復すると楽観視できると述べた。
米国で16日、南部州を中心に広い地域を襲っている厳しい寒波の影響で、テキサス州からニューヨーク州の約530万世帯が停電に見舞われた。メキシコ湾岸の石油生産施設や製油所の多くも操業を停止し、エネルギー産業のほか製造業などにも被害が及んでいる。
アジア時間の原油先物は下落している。ドルの上昇が背景。前日までは米南部の寒波で原油生産や精製が停止したことを受け、2日連続で上昇していた。
米シェールオイル生産会社コンチネンタル・リソーシズは、2021年の設備投資額を従来見通しの12億─13億ドルから14億ドルに引き上げた。
シンガポール企業庁(エンタープライズ・シンガポール)が発表した1月の石油を除く輸出は、前年比12.8%増加した。比較対象となる前年が低水準だったことによるベース効果に加え、特殊機械や非貨幣用金、石油化学製品、電子機器が押し上げた。
米国時間の原油先物価格は1年1カ月ぶり高値近辺。米南部の寒波で原油生産や精製が停止したことが背景。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が、原油価格の回復を受けて4月から減産幅を縮小させる公算であることが複数の関係筋の話で分かった。ただ、新型コロナウイルスを巡る懸念が払拭されていないことから、小幅な縮小になるとみられている。
出光は東亜石油の株式50.12%を所有して連結子会社としており、完全子会社化を目指していた。買い付け予定数の下限は205万8875株(所有割合16.55%)だった。
原油先物価格は16日のアジア時間の取引で上昇している。米テキサス州の製油所が寒波の影響で閉鎖していることが支援材料となっている。