エディション:
日本

政局の行方

09年下期日銀議事録:円高で緩和強化・政権交代で「物価安定の理解」

09年下期日銀議事録:円高で緩和強化・政権交代で「物価安定の理解」

日銀は29日、2009年7─12月の金融政策決定会合の議事録を公表した。リーマンショック発生から1年、海外景気の復調に合わせて国内景気が回復し、企業の資金繰りも改善。危機対応で始めた社債・CP買い入れオペの終了を決めた。しかし、危機からの「出口戦略」を歩みだした矢先、ドバイショックで円高が進展。臨時会合で追加緩和に踏み切った。一方、民主党政権が進めるデフレ脱却対策に歩調を合わせる形で、日銀は「物価安定の理解」を明確化、マイナスの物価を許容しない姿勢を鮮明にした。ただ、長期国債の大量購入による量的緩和などより強力な緩和策を求める市場との対話に苦悩を深めていく。(肩書きは全て当時)

アングル:日本で「デジタル人民元」警戒論、ドル基軸揺らぐ恐れ

アングル:日本で「デジタル人民元」警戒論、ドル基軸揺らぐ恐れ

日本の政府・与党で中国政府が開発を進めるデジタル人民元への警戒感が高まっている。中国がデジタル人民元を実際に発行すれば、伝統的な金融サービスの恩恵から遠く、中国の影響力が強いアフリカ諸国で急速に広まり、米ドル基軸体制が揺らぐ可能性があるとみるからだ。中銀デジタル通貨を巡り、自民党内では「デジタル円」の発行を視野に、官民で早期に研究に着手すべきだとの声が出始めた。

デジタル人民元、現時点で日本での広い普及考えにくい=安倍首相

デジタル人民元、現時点で日本での広い普及考えにくい=安倍首相

安倍晋三首相首相は24日午後の参院代表質問で、デジタル人民元について、現時点では日本で円に代わる決済手段として広く普及するとは考えにくいと述べた。その上で、デジタル通貨に決済の効率化メリットはありうるとして、国際的な議論の動向を踏まえ、日銀と調査・研究を進め、円の利便性向上に取り組むと述べた。国民民主党の大塚耕平参院議員会長への答弁。

ゴーン氏逃亡は誠に遺憾、出国時手続きを厳格化=安倍首相

ゴーン氏逃亡は誠に遺憾、出国時手続きを厳格化=安倍首相

安倍晋三首相は23日午前、施政方針演説などに対する参院本会議での代表質問で、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の逃亡について「誠に遺憾。今後同様の事態を招くことないよう、出入国時の手続きを厳格化する」と述べた。岡田広・参院議員副会長への答弁。

ロ大統領、憲法改正案を議会に提出 退任後の権力固めに布石

ロ大統領、憲法改正案を議会に提出 退任後の権力固めに布石

ロシアのプーチン大統領は20日、政治システムの大幅な改革に向けた憲法改正案を連邦議会下院(ドゥーマ)に提出した。プーチン氏は2024年の任期切れをにらみ、15日に行った年次教書演説で議会の権限強化などに向けた憲法改正を提案。この日は検事総長の交代も発表し、目指す改革が政治システムを超えて広範に及ぶ可能性を示唆した。

安倍首相、韓国「最も重要な隣国」との文言3年ぶり復活=施政方針演説

安倍首相、韓国「最も重要な隣国」との文言3年ぶり復活=施政方針演説

第201回国会(通常国会)が20日召集され、安倍晋三首相は同日午後、衆院で施政方針演説を行い、憲法改正に改めて意欲を示すとともに、全世代型社会保障改革に関して先送りをしない決意を表明した。外交では、韓国について「最も重要な隣国」との表現を3年ぶりに復活させた。関係改善の意思を示した可能性がある。一方、昨年10月の所信表明演説で触れていた中国の習近平主席の国賓としての来日や、沖縄県普天間基地返還・辺野古移設に関する文言は削られた。