追加利上げ必要だが、景気後退を警戒=英中銀チーフエコノミスト
イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は、追加利上げは必要だが、過度な利上げは景気後退につながることを中銀は意識していると述べた。
イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は、追加利上げは必要だが、過度な利上げは景気後退につながることを中銀は意識していると述べた。
英ガス電力市場監督局(Ofgem)ジョナサン・ブレアリー最高経営責任者(CEO)は24日の議会委員会で、一般世帯向けエネルギー料金の半年ごとの上限改定について、10月からは標準体系で現1971ポンドが42%上がって上限2800ポンド(3499ドル)になる可能性があると表明した。
S&Pグローバル/CIPSの5月の英総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.8で、4月の57.6から予想以上に低下し昨年2月以来の低水準となった。ロイターがまとめた市場予想は57.0だった。インフレが進行する中、景気後退懸念が台頭している。
英国の今年度最初の月の公的部門借り入れは市場予想とほぼ一致した。昨年度分は70億ポンド以上下方修正された。
英銀バークレイズは23日、米国での仕組み商品販売を巡る問題で再提出が必要になっていた年次報告書(20―F)を提出し、内部管理で「重大な脆弱性」を特定したと明らかにした。
英金融大手HSBCホールディングスは、中央銀行の政策立案者ら世界の当局者が気候変動の金融リスクを誇張していると発言した責任投資部門責任者のスチュアート・カーク氏を停職とし、内部調査を進めている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が22日、関係筋の話として伝えた。
英不動産検索サイトのライトムーブが23日発表した調査結果によると、国内住宅の希望売り出し価格は5月に前月から2.1%上昇と、同月として2014年以来の高い伸びを記録した。新築住宅の供給不足が影響したが、物価高により住宅需要は今後鈍化するとみられる。
英国のトラス外相は、ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻で早期に結果を出せなかったものの、勢力圏を拡大する決意だと指摘した上で、ウクライナの隣国モルドバを脅威から守るために近代兵器を供与する考えだと明らかにした。英紙テレグラフが報じた。
ジョンソン英首相は20日、トルコのエルドアン大統領との電話会談で、フィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)に加盟することは有益だと述べた。
英イングランド銀行(中央銀行)のチーフエコノミストであるピル理事は20日、物価がスパイラル的に上昇するリスクを回避するために、英中銀は一段の利上げが必要との認識を示した。