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マクロ経済動向

コラム:米FRB、利下げの最終判断はやはり「データ次第」

[ニューヨーク 19日 ロイター BREAKINGVIEWS] - トランプ米大統領は今週、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の降格案について質問されると「彼の行動を見守ろう」と語った。そして19日までの連邦公開市場委員会(FOMC)で、パウエル氏ら政策担当者は、トランプ氏が望む利下げではなく、政策金利をまた据え置くことを決めた。

米FRB、年内利下げ示唆 「忍耐強く」の文言削除

米連邦準備理事会(FRB)は18─19日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25─2.50%に据え置くことを決定した。ただ不確実性の増大などに対応するため年内に最大0.5%ポイントの利下げが実施される可能性があることも示唆し、前回会合からの見解のシフトが鮮明になった。

FOMC声明全文、「景気拡大維持のため適切に行動」

5月の連邦公開市場委員会(FOMC)以降に入手した情報は、労働市場は力強く推移し、経済活動は緩やかなペースで拡大していること(rising at a moderate rate)を示している。雇用の伸びは概してここ数カ月堅調で、失業率は低いままだった。家計支出の伸びは今年初めから上向いたように見えるが(appears to have picked up from earlier in the year)、企業の設備投資の指標は軟調だった(indicators of business fixed investment have been soft)。前年同月比で見ると、全体のインフレ率と食品やエネルギー以外のインフレ率は2%を下回っている。将来のインフレを示す市場ベースの指標は低下した(have declined)。調査に基づいた長期的なインフレ期待の指標はあまり変わっていない。

焦点:国内大手生保5社、さらなるドル安見込みつつ静観姿勢

国内大手生保は、さらなるドル安・円高を見込み、静観姿勢を保っていることがロイターの聞き取り調査で明らかになった。米利下げ観測が強まるなかで、ドルは一時107円台まで下落したが、依然として各社の想定内であり、予想レンジ修正の動きもまだ見られない。年初来安値の104円に接近するような一段の円高が進む局面で、ドル買いを考えているとの声が聞かれた。