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為替こうみる

為替こうみる:経済回復なき金融相場は機能しない可能性=バンク・オブ・アメリカ 山田氏

市場の混乱の理由の一つとされる新型コロナウイルスの変異株「デルタ」についてはまだ分からないことが多く、不確実性が高い。これまでの「世界経済の回復が進んでいく」というシナリオにリスクが高まってきている。市場は経済の回復・再開を見込むポジションを構築してきたが、足元ではその巻き戻しが継続している。

為替こうみる:FRBのタカ派姿勢崩れなければドル底堅い=野村証 後藤氏

想定よりも米長期金利が下がってしまった印象だ。今週、米国で発表された経済指標が市場予想よりも弱かったことに加え、新型コロナウイルスのデルタ変異株への懸念も浮上したことが重しとなっている。デルタ株に関しては欧米ではまだ「懸念」という段階だが、アジア諸国や新興国では経済活動に影響を及ぼすほど深刻化している。世界景気の回復スピードが鈍化するリスクや、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派シフトが行き過ぎだったのではないかという懸念が高まったようだ。

為替こうみる:米5年国債利回り上昇でドル111円に、円安継続か=野村証 後藤氏

先週のFOMC(米連邦公開市場委員会)以降、FRB(米連邦準備理事会)の利上げ前倒し期待が高まり、米国債の2年物や5年物など短期の金利がサポートされた。過去の相関関係を分析すると、米5年国債利回りがドル/円の動きに重要で、FOMC後に5年国債利回りの上昇が再び加速してきたので、111円台突破に寄与したのではないか。

FOMCこうみる:米金利上昇は限定、ドルは110円台で上値抑制か=三菱UFJMS証 植野氏

今回のFOMCでは、FRBが利上げ実施時期の見通しを2024年から23年に前倒しすることと、テーパリング(量的緩和の縮小)議論を開始したことが発表され、予想以上にタカ派的な内容だった。テーパリング議論の開始が示唆されるという点は想定内だったが、FRBメンバーによる政策金利の先行き予測(ドットチャート)で、当局者の過半数が23年までに2回の利上げを予想している点は想定外だった。

FOMCこうみる:インフレが一過性との判断の「敗北宣言」=三井住友銀 宇野氏

米連邦準備理事会(FRB)は、このところどんなに強いインフレの数字が出てきても、ベース効果などによる「一時的(一過性)」のものとの判断を続けてきたが、今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容は、そうした判断について、事実上の「敗北宣言」を下した等しいとみている。