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国内政治ニュース(共同通信)

政府、中国偵察気球と関連分析

 磯崎仁彦官房副長官は6日の記者会見で、米国本土に飛来した中国の偵察気球と似た飛行物体が日本でも2020年6月と21年9月に目撃されているとの質問に対し、両方とも政府として確認しており、米国の事案との関連を分析していると述べた。「気球の飛行なども含め日本周辺の情勢について米国と情報共有している。警戒監視を切れ目なく行い、対応に万全を期す」と説明した。

秘書官差別発言に野党反発、退席

 衆院予算委員会は6日午前、2023年度予算案の一般質疑を実施した。立憲民主党など野党は冒頭、首相秘書官を更迭された荒井勝喜氏によるLGBTなど性的少数者や同性婚への差別発言を巡り、予算委で松野博一官房長官が経緯などを説明するよう根本匠委員長に要求。根本氏は拒否した。野党側は反発し、退席した。これに先立ち、岸田文雄首相は官邸で記者団に「丁寧に内閣としての姿勢を説明していく」と述べた。

自衛隊統合司令部、市谷に新設へ

 政府は、陸海空3自衛隊を一元的に指揮する常設の統合司令部について、防衛省がある東京・市谷に新設する方針を固めた。早ければ2024年度発足を目指す。陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区など)に置く案もあったが、首相と防衛相による政治の関与を重視した。複数の政府関係者が5日、明らかにした。制服組トップの統合幕僚長とは別に統合司令官が置かれ、指揮を担う。指示系統が複雑化せず、効率的に運用できるかが課題となる。

北九州市長に武内氏初当選

 任期満了に伴う北九州市長選は5日投開票の結果、無所属新人で元厚生労働官僚武内和久氏(51)が、元国土交通官僚津森洋介氏(47)=自民、立民、公明、国民推薦=ら無所属新人3人を破り初当選した。一部の自民市議らの支援を受けた武内氏が、与野党が相乗りで支援した津森氏との事実上の一騎打ちを制した。既成政党への不信感から無党派層も武内氏支援に流れた可能性もあり、与野党は4月の統一地方選での戦略見直しを迫られそうだ。

舞鶴市長に維新推薦新人

 任期満了に伴う京都府舞鶴市長選が5日投開票され、維新推薦で無所属新人の元市議鴨田秋津氏(41)が、4選を目指した現職多々見良三氏(72)=自民、公明推薦=ら3人を破って初当選した。維新の単独推薦を受けた首長候補者の当選は府内で初めて。投票率は50・70%。

愛知知事、大村氏の4選確実

 任期満了に伴う愛知県知事選は5日投開票の結果、自民党県連と立憲民主、公明、国民民主各党が推薦した無所属現職の大村秀章氏(62)が4選が確実になった。大村氏は産業振興や昨秋に開業したジブリパークの整備に取り組んできた3期12年の実績をアピールし、共産党推薦で無所属の尾形慶子氏(65)ら新人5人を破った。

立維公、LGBT法整備を

 岸田文雄首相の秘書官荒井勝喜氏がLGBTなど性的少数者への差別発言で更迭されたことを踏まえ、与野党幹部から5日、性的少数者への理解増進を図る法律の整備を急ぐべきだとの声が上がった。公明党の山口那津男代表は「国民の理解を広げる動きをつくっていくべきだ」と強調。立憲民主党の泉健太、日本維新の会の馬場伸幸両代表も理解増進の必要性を指摘した。法整備に強い異論を持つ一部保守派を抱える自民党の対応が焦点になりそうだ。

野党、首相の人権意識を追及

 国会は、2023年度予算案に関する衆院予算委員会での質疑が続く。8日には岸田文雄首相が出席し集中審議を開催。野党は、首相秘書官を更迭された荒井勝喜氏によるLGBTなど性的少数者差別発言を受け、首相自身の人権や同性婚に関する意識を追及する。政府が所得制限撤廃の方向で調整している児童手当の在り方や、防衛費増額に伴う増税を巡っても激しい論戦が予想される。

大阪ダブル選、出馬要請を受諾

 任期満了に伴う4月の大阪「ダブル選」で、政治団体「アップデートおおさか」は5日、立候補を要請していた2人がいずれも受諾したと明らかにした。知事選に法学者の谷口真由美氏(47)、市長選に自民党市議の北野妙子氏(63)の擁立がそれぞれ固まった。8日の記者会見で正式発表する。候補者擁立へ団体と協議してきた自民、立憲民主両党は2人の支援を検討する。

維新、地方議員1・5倍増の方針

 日本維新の会は5日、大阪市内で党大会を開き、春の統一地方選で、約400人の所属地方議員を1・5倍の600人以上に増やすとした今年の活動方針を決定した。馬場伸幸代表は国政に関し「岸田政権に問題が噴出している。次期衆院選は案外早いとうわさされており、一刻も早く候補者をそろえて野党第1党を目指す」と述べた。