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中国「一帯一路」、22カ国に2400億ドル救済支援 世銀などが調査

中国が2008年から21年にかけて発展途上国22カ国に総額2400億ドルの救済資金支援を行ったことが、28日公表されたリポートで明らかになった。中国の広域経済圏構想「一帯一路」のインフラ建設に充てた融資の返済に苦しむ国が増えたためで、救済支援額は近年急増している。

コラム:SVB破綻処理、大き過ぎてつぶせないリスク解決できず

[ニューヨーク 27日 ロイター BREAKINGVIEWS] - シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻は2つの教訓を残した。1つ目は、ある銀行が危機に陥った際に、全面的な保険対象となっていない預金者はあっという間に逃げ出す可能性があること。もう1つは、金融当局が行き過ぎたスピードで拡大を続ける銀行を上手に監督できていないということだ。SVBのファースト・シチズンズ銀行への売却は、前者の問題を解決するとともに、後者に関しては状況を悪化させたと言える。

新年度予算が成立、過去最大 鈴木財務相「迅速かつ確実に執行」

一般会計総額114兆3812億円と、過去最大となる2023年度予算は28日の参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。鈴木俊一財務相は予算成立後、「日本が直面する内外の重要課題の解決に道筋をつけ、未来を切りひらくための予算。迅速かつ確実な執行を進めていく」と省内で記者団に語った。

コラム:安全通貨復活と言えない円、金融不安で起きているマネーフローの実態=佐々木融氏

[東京 27日] - 過去2週間、米国ではシリコンバレー銀行、シグネチャーバンクの破綻、欧州ではUBSによるクレディスイスの買収などが続き、欧米の金融セクターに対して先行き不透明感が強まっている。こうした中、為替市場では円が買われ、主要通貨の中で円が最強通貨となっている。