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コラム

コラム:孫氏が本領発揮、ヤフー・LINE統合に大きなうまみ

[ロンドン 13日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 検索サービスのヤフーを展開するZホールディングスと無料通信アプリを手掛けるLINEが、経営統合に向けて検討に入った。高齢者の5人に4人が買い物の支払いを現金で行っている日本で、出遅れていたデジタル決済サービスが拡大のチャンスを迎えた。Zホールディングスの親会社・ソフトバンクグループを率いる孫正義氏が、本領を発揮した形だ。

コラム:中国大富豪の資産に陰り、それでも進む富の集中

[香港 11日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国富裕層の輝きが昨年、わずかながら衰えた。UBSとPwCが8日公表した調査結果によると、電子商取引最大手アリババ・グループの馬雲(ジャック・マー)会長など中国人大富豪の純資産は12%減少し、世界の大富豪の減少ペースよりも急だった。しかし中国では大富豪の数自体も減っており、ピラミッドの頂点においてすら富の集中が進んでいることを印象付けた。

コラム:カナダで新たな分離独立運動、背景に「温暖化」

[モントリオール 12日 ロイター BREAKINGVIEWS] - カナダのケベック州モントリオールで今年11月9日、地下鉄プラス・デ・ザール駅のプラットホームにおいて不愉快な事件が発生した。南アジア系の女性がドミノピザの箱を抱えて乗り込んだところ、1人の男性が箱をたたき落とし、ピザが地下鉄車両の床にぶちまけられたのだ。

コラム:アラムコIPO価格は妥協の産物、得するのは誰か

[ロンドン 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは、最適とは言えない妥協を選択した。17日に発表された待望の新規株式公開(IPO)の仮条件レンジでは、誰もが既に知っていた事実が確認された。つまりアラムコにはサウジ政府が当初求めていた2兆ドルの企業価値はないということだ。だが同レンジに基づく1兆6000億―1兆7000億ドルという評価でも、外国投資家にはなお割高過ぎるのではないだろうか。

コラム:米の同盟離れに危機感、マクロン氏「脳死」発言の真意

トランプ氏が米大統領に就任した2017年以来、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議はしばしば収集のつかない外交イベントに終わっている。中でも今年12月にロンドンで開かれる首脳会議は、最も波乱に満ちたものとなるかもしれない。英国と米国で結果の予想がつかない選挙が控えているからだけではない。マクロン・フランス大統領がNATOの将来に疑問を投げ掛けたのだ。

コラム:米中摩擦に揺れた今年の通貨番付、円は来年前半に弱含みか=尾河眞樹氏

[東京 13日] - 今年の外国為替市場は通商問題を巡る米国と中国の激しいせめぎ合いに一喜一憂する展開となった。両国の通商交渉は大詰めを迎えているが、年末までにまだ市場に波乱があるかもしれない。年初からの通貨の強弱感を確認し、来年の注目通貨について考えてみたい。

コラム:日産の新経営陣、「重荷」背負って発進へ

[香港 12日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 日産自動車の内田誠・次期社長兼最高経営責任者(CEO)は重い荷物を引き継ぐことになる。2019年4月─9月期(上期)決算では、当期利益が70%超の落ち込みとなり、営業利益率も低下した。経費を削減しても業績悪化を食い止めることができず、通期の業績見通しは再び下方修正された。唯一の朗報は、低い期待の方が簡単に超えられるということだ。

コラム:躊躇なく「しらを切った」のか、日銀の対話戦略=上野泰也氏

[東京 12日] - 今年(2019暦年)のドル/円<JPY=EBS>の値幅は、記録的な狭さになりそうである。本稿執筆時点で、年間のドル安値は104.46円(8月26日)、ドル高値は112.40円(4月24日)。差は7円94銭にとどまっており、このまま年末までレンジを抜けない場合には(そうなる可能性が高いと筆者はみている)、変動相場制への移行後で最小になる。