米金融・債券市場=利回り上昇、FOMC控え日米インフレ動向に注目
米金融・債券市場で は、昨年12月の米個人消費支出(PCE)統計を受け国債利回りが一 時やや低下したものの、その後は東京都区部の1月の消費者物価指数が 上昇したことが注目され、利回りは上向いた。 米国債利回りは来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を巡る手 がかりが模索される中、ここ数日はレンジ内で推移。BMOキャピタル ・マーケッツの金利ストラテジスト、イアン・リンゲン氏とベンジャミ ン・ジェフェリー氏は、パウエルFRB議長のFOMC後の記者会見で の発言が大きな注目を集めているとしている。 前日発表の米国の昨年第4・四半期の実質国内総生産(GDP)速 報値は年率換算で前期比2.9%増。伸びは市場予想の2.6%を上回 った。 ただ、この日発表の米国の昨年12月の個人消費支出(PCE)は 前月比0.2%減少。FRBがインフレ指標として注目している食品と エネルギーを除くコアPCE価格指数は前年同月比4.4%上昇と、伸 びは前月の4.7%から減速した。 このほか、米ミシガン大学発表の1月