米FRB特集
コラム:欧米金融不安、危機につながる4つの現象 首相の解散判断に影響も
米欧金融不安が世界的な金融危機に発展するのかどうか、新年度入りを前に不透明感が払しょくできていない。米連邦準備理事会(FRB)が5月に一段の利上げに踏み切る可能性があり、債券価格の下落が見込まれるだけでなく、主要国の金融セクターにどの程度の不良債権があるのかはっきりしないためだ。
米ホワイトハウス、新たな銀行規制案を準備=関係筋
[ワシントン 29日 ロイター] - 米ホワイトハウスは今月のシリコンバレー銀行破綻を受け、銀行監督強化に向けた計画の詳細を準備しており、早ければ今週中にも発表する可能性がある。関係者が29日に明らかにした。
NY外為市場=ドル上昇、銀行懸念後退で 年度末控え円は不安定な展開
ニューヨーク外為市場でドルが大半の主要通貨に対し上昇。日本の年度末を控え資金のフローが増加し、円が不安定な動きとなる中、ドル/円は1週間ぶりの高値を付けた。
(FOMC)
世界経済展望
米国関連ニュース
コラム:交錯する金融不安と米インフレ懸念、ドル安・円高の持続性に疑問符=内田稔氏
[28日 ロイター] - 米銀の経営破綻を契機とする一連の金融不安の台頭を受け、為替市場ではドル安・円高に傾くとの見方が強い。実際、ドル/円は3月高値のドル137.99円から8円を超える下げ幅を記録し、一時130円を割り込んだ。ただ、ドルを取り巻く環境と円を含む他通貨の動向も踏まえると、この流れが定着するとは考えにくい。以下では向こう1─2カ月のドル/円相場を展望しておく。
コラム:蓋然性高まる米景気後退シナリオ、金融環境に一段の厳しさ=尾河眞樹氏
[東京 28日] - 3月21ー22日に行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)は、全体を通してみると、筆者が予想していたよりもハト派的な内容だった。0.25%の利上げについては予想通りだったものの、いくつか注視すべきポイントがあった。
コラム:迫力失う「リスクオフの円買い」、根強い実需の円売り=唐鎌大輔氏
[東京 27日] - 3月10日、シリコンバレー銀行(SⅤB)の破綻で始まった国際金融不安は米地方銀行の経営不安問題を超えて、欧州の大手金融機関の再編にまで至った。
コラム:安全通貨復活と言えない円、金融不安で起きているマネーフローの実態=佐々木融氏
[東京 27日] - 過去2週間、米国ではシリコンバレー銀行、シグネチャーバンクの破綻、欧州ではUBSによるクレディスイスの買収などが続き、欧米の金融セクターに対して先行き不透明感が強まっている。こうした中、為替市場では円が買われ、主要通貨の中で円が最強通貨となっている。
コラム:米銀破綻と3つの課題、注目される超スピードのバンクラン=井上哲也氏
[東京 24日] - シリコンバレー銀行(SⅤB)の経営破綻については、原因や今後の推移に関して不透明な面も多い。それでも、現時点で明らかになっている事実は、今回の問題には伝統的な銀行破綻という側面がある一方、現代の金融システムの特徴を反映した新たな側面も有することを示唆している。
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ニュース一覧
SVB破綻、経営陣・銀行監督・規制全ての失敗=バーFRB副議長
[29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融監督担当)は29日、下院金融サービス委員会で開かれた公聴会で証言し、シリコンバレー銀行(SVB)の突然の破綻について、「経営陣は明らかに失敗したほか、監督や規制システム全てが失敗した」という認識を示した。
焦点:値ごろ感出た米地銀株、危機懸念後退で一部投資家が物色
米銀行危機への懸念が後退したことから、一部の投資家は今回の混乱の震源地となった米地銀のうち経営基盤が強固な銘柄を値ごろ感から物色している。
原油先物は続伸、クルド人自治区の供給停止や金融不安後退で
アジア時間29日の原油先物は続伸。イラク北部のクルド人自治区からの原油輸出の一部停止が供給逼迫につながる可能性が意識されているほか、金融システム不安の後退で市場心理が改善した。
米FRBの監察機関、シリコンバレー銀の監督巡り独立審査開始
[28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)の監察総監室(OIG)は、シリコンバレー銀行(SVB)の破綻に関する独立審査を開始した。OIGの広報担当者が28日に明らかにした。
コラム:SVB破綻処理、大き過ぎてつぶせないリスク解決できず
[ニューヨーク 27日 ロイター BREAKINGVIEWS] - シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻は2つの教訓を残した。1つ目は、ある銀行が危機に陥った際に、全面的な保険対象となっていない預金者はあっという間に逃げ出す可能性があること。もう1つは、金融当局が行き過ぎたスピードで拡大を続ける銀行を上手に監督できていないということだ。SVBのファースト・シチズンズ銀行への売却は、前者の問題を解決するとともに、後者に関しては状況を悪化させたと言える。
米国株式市場=下落、ハイテク株が安い FRB副議長の議会証言も注目
28日の米国株式市場は下落。破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)を巡る米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長の議会証言が注目されたほか、最近好調だったハイテク関連銘柄に売りが出た。
再送FRB副議長、SVB問題を2月に認識 リスク管理体制「ひどい」
[ワシントン 28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融監督担当)は28日、上院銀行委員会の公聴会で証言し、破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の金利リスクに関連する問題を初めて認識したのは、同行が破綻するわずか数週間前の2月中旬だったと明らかにした。
米世帯、住宅価格の伸び見通し大幅鈍化 過去最小=NY連銀
[ニューヨーク 28日 ロイター] - ニューヨーク連銀が28日に発表した住宅セクターの見通しに関する新しい調査で、米世帯が予想する今後1年間の住宅価格の伸びは2.6%と、1年前の7%から大幅に鈍化したことが分かった。伸びは2014年の調査開始以来最小という。
米ケース・シラー住宅価格、1月は3.8%上昇 9カ月連続伸び鈍化
[ワシントン 28日 ロイター] - 米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが28日発表した1月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は、全国の住宅価格指数が前年同月比3.8%上昇した。伸びは9カ月連続で鈍化。住宅ローン金利が低下する中、住宅市場に買い手が戻ってくる可能性がある。
午後3時のドルは下落130円後半、期末絡みの売り一巡後は膠着
午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(131.56/57円)から下落し、130.69/71円付近で取引されている。利益確定の動きや期末絡みのドル売り一巡後は、130円後半で膠着状態となった。