世界的なインフレ加速
ユーロ圏の高インフレは長期化へ、急速な賃金上昇で=独連銀総裁
[エディンバラ 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるナーゲル独連邦銀行(中央銀行)総裁は24日、急速な賃金の伸びが高インフレにさらなる上昇圧力をかけているとして、ECBは利上げを継続し、バランスシートの縮小を加速させる必要があるとの認識を示した。
英企業は慎重な価格設定を、中銀のインフレ低下予想に留意=総裁
[ロンドン 24日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は24日、インフレ低下を見込む中銀の今年の予想を企業は価格設定の際に考慮すべきとの見解を示した。BBCで述べた。
1年ぶりに次の一手示さず、信用収縮リスクとインフレを天秤に
[ワシントン 23日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は今週、この1年間で初めて次の一手を明確にしなかった。インフレ高止まりのリスクと、信用収縮によって景気が大きく減速するリスクを天秤にかけているためだ。
ロシア原油生産、3─6月は日量970万バレル 副首相が示唆=通信社
[モスクワ 23日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は、原油生産を日量50万バレル削減する計画について、2月の日量1020万バレルの水準と比較した削減幅だと説明した。 RIAノーボスチ通信が伝えた。
全国コアCPI、2月は+3.1%、対策効果で伸び大きく鈍化
総務省が24日に発表した2月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は103.6と、前年同月比3.1%上昇した。政府の物価抑制策の影響でエネルギー価格がマイナスに転じ、前月の4.2%上昇を大きく下回った。伸び率が前月を下回るのは昨年1月以来、13カ月ぶり。ロイターがまとめた民間予測、3.1%上昇に一致した。
日銀関連ニュース
コラム:米欧銀行危機は封印可能か、日銀が学ぶべき教訓を探る=熊野英生氏
[東京 20日] - リーマンショック(世界金融危機)の再来ではないかと、多くの市場参加者がおびえている。米銀不安は、いわばローカルな問題だ。SNS時代だから、それが一気に全米に広がってしまう。3月12日に米当局は預金の全額保護を決めた。米国の大手11行は300億ドルもの預金を不安が伝わる銀行に預ける支援を発表した。これらは信用補完措置である。
コラム:米銀破綻と3つの課題、注目される超スピードのバンクラン=井上哲也氏
[東京 24日] - シリコンバレー銀行(SⅤB)の経営破綻については、原因や今後の推移に関して不透明な面も多い。それでも、現時点で明らかになっている事実は、今回の問題には伝統的な銀行破綻という側面がある一方、現代の金融システムの特徴を反映した新たな側面も有することを示唆している。
北海ブレント原油先物価格
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ニュース一覧
原油価格は続落、米戦略備蓄の補充先送りで供給過剰懸念
[東京 24日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続落。グランホルム米エネルギー長官が戦略石油備蓄(SPR)の補充に数年かかる可能性があると述べたことから、供給過剰を巡る懸念が高まった。
今年度予備費で一刻も早く支援行うこと適切=追加物価対策で鈴木財務相
鈴木俊一財務相は24日午前の閣議後会見で、2022年度予算に計上した予備費を追加物価対策に充てることで「一刻も早く、支援を行うことは適切」との認識を示した。
EU・国連、食糧安全保障やウクライナ支援を協議 首脳会議初日
[ブリュッセル 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)首脳会議が23日開催され、初日の協議では国連のグテレス事務総長を交えて世界の食料安全保障や対ロシア制裁が話し合われた。会議は24日までの予定。ウクライナへの追加軍事支援も承認した。
中銀によるインフレ抑制、以前に比べ困難に=英中銀マン委員
[ワシントン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のキャサリン・マン委員は23日、中銀によるインフレ抑制が以前に比べ困難になっており、インフレを抑制するためには企業の価格決定について明確に理解する必要があると述べた。
英中銀、予想通り0.25%利上げ インフレ低下を見込む
イングランド銀行(英中央銀行)は23日、政策金利を0.25%ポイント引き上げ4.25%とした。国内インフレ率の急上昇はこれまでの予想よりも早く鈍化するとの見通しを示した。
台湾中銀、インフレ懸念で予想外の利上げ 経済成長予測引き下げ
台湾中央銀行は23日、政策金利を12.5ベーシスポイント(bp)引き上げ1.875%とした。
フィリピン中銀、0.25%利上げ インフレ予想を下方修正
フィリピン中央銀行は23日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ6.25%とし、インフレ抑制姿勢を継続した。ただ、次の政策決定は今後数カ月の消費者物価動向によって大きく変わるとした。
シンガポール、2月コアCPIは前年比+5.5% 予想下回る
シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)が23日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は、民間道路輸送と住居費を除くコア項目の前年比上昇率が前年比5.5%だった。
需要は減速、インフレ期待低下しなければ一段の措置必要=NZ中銀
[ウェリントン 23日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のチーフエコノミスト、ポール・コンウェイ氏は23日、国内経済に好ましい需要減速が見られるが、インフレ期待が抑制されているかは不明だと述べた。
ブラジル中銀、5会合連続金利据え置き インフレ期待の高まり指摘
ブラジル中央銀行は22日の金融政策委員会(COPOM)で、政策金利を13.75%に据え置くことを決定した。据え置きは5会合連続。インフレ期待が引き続き高まっているとし、金融緩和観測が近く後退すると指摘した。