特集 安全保障問題
米、ウクライナに追加軍事支援 高性能地対空ミサイルなど
米国防総省は1日、ウクライナに対する8億2000万ドルの追加軍事支援を発表した。バイデン大統領が30日に北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で明らかにしていた。
オデーサのミサイル攻撃死者21人に、ズメイヌイ島からロ軍撤退
ウクライナ南部の港湾都市オデーサ(オデッサ)で1日、集合住宅など民間施設にロシアのミサイルが着弾した。地元当局者によると、この攻撃により12歳の少年を含む少なくとも21人の死亡が確認された。
オデーサにロシアのミサイル攻撃、18人死亡=地元当局者
ウクライナ南部の港湾都市オデーサ(オデッサ)で1日、ロシアのミサイルが集合住宅とリゾート施設に着弾し、少なくとも18人が死亡し、31人が病院に運ばれた。地元当局者が明らかにした。
焦点:サハリン2でロシアが揺さぶり、電力逼迫の日本に踏み絵
猛暑で電力不足に直面する日本が、石油・天然ガス開発事業「サハリン2」を巡るロシアの新たな方針に揺さぶられている。権益を維持するには改めてロシアに申請する必要があり、ウクライナ情勢を巡って西側諸国が結束する中、冬に一段と電力切迫する恐れがある日本にとっては踏み絵となりかねない。
米国関連ニュース
中東関連ニュース
コラム:次の円高は1年以上先、3つの要素は円安示唆 140円台も=植野大作氏
[東京 29日] - ドル高・円安が勢いを増している。6月22日の東京市場では一時136円71銭と1998年10月以来、約23年8カ月ぶりの高値圏まで買い進まれた。
コラム:米利下げ転換は23年後半か、過去のUターンからわかること=上野泰也氏
[東京 29日] - 6月27日の米金融市場では、小売セクターで発生している過剰在庫の問題が米連邦準備理事会(FRB)の利上げや量的引き締めの転換につながる可能性がある、とした米著名投資家のツイートが話題になった。
コラム:1ドル140円視野、それでも通貨危機との見方に違和感=尾河眞樹氏
[東京 28日] - 日銀の黒田東彦総裁は、6月17日に行われた金融政策決定会合後の記者会見で、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の下での長期金利の許容変動幅拡大は「考えていない」と明確に否定した。折しも、15日に終了した米連邦公開市場委員会(FOMC)が非常にタカ派的内容であったことも相まって、翌週急激にドル高・円安が進行、136円台後半の高値を付けるに至った。
コラム:ECBが直面する「2つの分断」、予想される対応策=井上哲也氏
[東京 27日] - ユーロ圏でも欧州中央銀行(ECB)は7月の理事会で11年ぶりの利上げに踏み切ることを事実上予告しているが、ここへ来てユーロ圏の分断(fragmentation)への対応という新たな課題が浮上している。
コラム:破壊的なドル高の予兆、円売り加速のシナリオ=内田稔氏
[22日 ロイター] - 6月は主要な中央銀行の引き締めラッシュとなった。米連邦準備理事会(FRB)が、直前に発表された消費者物価指数(CPI)の結果を受け、75bpの利上げに踏み切ったほか、イングランド銀行も5会合続けての利上げを実施した。欧州中央銀行も利上げを宣言しており、9月には中銀預金金利がマイナス圏を脱する。さらに、スイス国立銀行による50bpの利上げは多くの市場参加者のサプライズを誘った。
特別リポート:変わる自動車業界の勢力図、テスラに挑む吉利の勝算
[杭州市(浙江省) 8日 ロイター] - 「ボルボがどれだけの規模の企業かご存知ですか」。フォード・モーターのドン・レクレアー最高財務責任者(CFO)は尋ねた。
特別リポート:オイルマネーで脱石油、サウジ戦略転換の現実味
[リヤド 23日 ロイター] - 午前3時、スペイン人の生物学者カルロス・ドゥアルテ氏はサウジアラビアの王宮にいた。この国でもっとも権力を持つ人物を未明までずっと待っていた。
特別リポート:コロナ禍とCO2、炭素循環を極めた女性科学者
[ノリッジ(英国) 26日 ロイター] - カナダのケベックで生まれ、「炭素循環」の研究者として知られるコリーヌ・ルケレ氏は、ロイターのホットリストの上位にランクされた。世界で最も影響力のある環境問題の科学者1000人を取り上げたこのリストで、女性の割合は7人中1人にも満たない。男性が多数を占めるこの分野で性差別を目の当たりにしてきたルケレ氏は、粘り強く奮闘してきた。
震災10年:「あの時、なぜ救えなかったのか」、遺族が抱き続ける悔悟と葛藤
[陸前高田(岩手県) 10日 ロイター] - 「磨さん 薄よごれた軍手、そして穴のあいた靴。まだ温もりがあるような気がして...帰って来た時に俺の気に入りの靴どうしたんだれと大騒ぎされそうなので、そのまま玄関に磨かないで置いときます」(熊谷幸子さんから亡き夫への手紙。原文のまま)
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ニュース一覧
オデーサ集合住宅に着弾、10人死亡 ウクライナが黒海要衝の蛇島奪還
ウクライナ南部の港湾都市オデーサ(オデッサ)で1日未明、ロシアのミサイルが集合住宅に着弾し、少なくとも10人が死亡した。地元当局者が明らかにした。前日にはウクライナ軍が黒海の戦略的前哨基地である蛇島をロシア軍から奪還した。
訂正-ロシア軍、黒海の蛇島から撤退=ウクライナ
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は30日、ロシア軍が黒海の戦略的前哨基地である蛇島から撤退したと明らかにした。
サハリン2のロ大統領令、日本企業の権益など精査中=官房副長官
木原誠二官房副長官は1日、ロシアのプーチン大統領が石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の権益を全て引き継ぐ新たな運営体を設立する大統領令に署名したことに関連し、日本企業の権益の扱いや日本の液化天然ガス(LNG)輸入への影響を精査している段階だと明らかにした。その上で「一般論として、わが国の資源にかかる権益が損なわれることがあってはならない」との認識を示した。
ロシアのサハリン2、新たな運営体に権益移管 プーチン大統領署名
ロシアのプーチン大統領は30日、石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の権益をすべて引き継ぐ新たな事業体を設立する大統領令に署名した。
NATO、10億ユーロの基金設立へ 軍事に有益な技術革新支援
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は30日、軍事に有益な技術の研究を促進するため10億ユーロ(10億4000万ドル)の基金を立ち上げると発表した。
再送-(30日配信記事)米FCC委員、アップルとグーグルにTiKToK削除要求
米連邦通信委員会(FCC)のブレンダン・カー委員(共和党)は今週、中国系動画投稿アプリのTikTok(ティックトック)について、米アップルと米アルファベット傘下グーグルそれぞれの最高経営責任者(CEO)に書簡でアプリストアからの除外を要求した。
北欧2国のNATO加盟、合意履行なければ批准せず=トルコ大統領
トルコのエルドアン大統領は30日、北大西洋条約機構(NATO)加盟申請を巡る約束をフィンランドとスウェーデンが守らなければ、国内の批准手続きを行わないと述べた。
韓国大統領、NATO首脳会議で演説 普遍的価値が脅威にと警告
韓国の尹錫悦大統領はスペインで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、新たな対立と競争の時代の中で普遍的価値が脅かされていると警告した。ロシアのウクライナ侵攻と中国のロシアへの関与に言及したもの。政府高官が明らかにした。
ロシア軍、黒海の蛇島から撤退 港湾封鎖緩和か
ロシア軍は30日、黒海の戦略的前哨基地である蛇島から引き揚げた。ウクライナ側が勝利した格好でロシアによるウクライナの港湾封鎖の手が緩む可能性がある。
ロシア、旧ソ連ミサイル使用 精度低く民間施設誤爆=ウクライナ
ウクライナ軍当局者は30日、ロシア軍はウクライナの軍事施設や重要インフラを攻撃しようとしているものの、攻撃の半数以上に旧ソ連製の精度の低い旧式ミサイルを使用しているため、民間の建物が誤って砲撃を受け、民間人の死傷者が増えているとの認識を示した。