特集 安全保障問題
ウクライナのダム決壊、4.2万人に洪水被害リスク 国連「生計失う」
[ヘルソン(ウクライナ) 7日 ロイター] - ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所に設置された巨大ダムの決壊について、同国の当局者らはドニエプル川沿いのロシアとウクライナの支配地域でおよそ4万2000人が洪水被害に遭う危険性があると予想した。国連の支援責任者は重大な影響が広範囲に及ぶと警告した。
中印企業招きエネルギー開発目指す=ロシア・サハリン州知事
ロシア・サハリン州のワレリー・リマレンコ知事はウェブサイトで、インドと中国から企業を招き、サハリン州でのエネルギー資源開発を目指す方針を明らかにした。欧米の石油大手が同州でのエネルギー開発事業から撤退したことが背景。
中国軍、台湾海峡と南シナ海で「攻撃性増大」 米がリスク警告
[ワシントン 5日 ロイター] - 米ホワイトハウスは5日、中国の台湾海峡と南シナ海における行動は、中国軍による「攻撃性の増大」を反映しているとし、誰かが傷つくようなエラーのリスクが高まっていると警告した。
ロシア国防省、バフムト北部郊外からの撤退否定 ウ軍撃退と主張
ロシア国防省は6日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムト近郊のベルキフカが完全にロシア占領下にあると表明し、ウクライナ軍が一部を奪還したとするロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏の主張を否定した。
台湾情勢
コラム:米企業倒産急増、追加利上げのハードルになる深刻な構図=大槻奈那氏
[東京 7日] - 昨年来の米連邦準備理事会(FRB)による連続利上げにもかかわらず、米国経済が底堅い。5月の米雇用統計では、非農業部門就業者は33.9万人増と、市場予想の19.5万人と前月の29.4万人も大きく上回った。同じく5月の米個人消費支出も、前月比プラス0.8%と、市場予想のプラス0.5%よりも強かった。インフレ率について鈍化が見られるといっても、ターゲットの2%は大きく上回っている。
コラム:日本株高・円安はどこまでか、注視すべき植田日銀の動向=高島修氏
[東京 1日] - 5月の反発でドル/円は133円台から140円台まで上昇した。筆者は今年、春先にかけて137─140円付近への反発を経て、年末に向けては改めて中長期的なドル安・円高トレンドへ復帰すると見ていた。
コラム:日銀の物価見通し大幅修正へ、来年は金利急上昇も=門間一夫氏
[東京 2日] - 4月の消費者物価指数(除く生鮮食品、コアCPI)の前年比はプラス3.4%となった。ただ、政府支援によってエネルギー価格が抑えられているので、実勢をみるにはエネルギー価格も除いた方がよい。それが「日銀コア」とも呼ばれる物価指標であり、4月の前年比はプラス4.1%であった。これは41年9カ月ぶりの上昇率であり、食料品を中心になお上昇中である。
コラム:米欧利上げ「延長戦」、ドルとユーロは買えるのか=上野泰也氏
[東京 31日] - 米国とユーロ圏では、消費者物価指数(CPI)の下げ渋りが目立つ。このため、利上げが「延長戦」的にもう少し続けられる可能性があることが意識されている。外為替市場ではドルやユーロに対して円安が進行し、ドル/円相場は一時141円に接近した。
コラム:粘着する米インフレが円安後押し、日本の物価上昇が防波堤に=内田稔氏
[30日 ロイター] - ドル/円相場が、約半年ぶりに140円の大台を回復した。5月の主要10通貨の動きをみると、ドルが全面高だった一方、円はノルウェークローネ、スウェーデンクローナを除く全ての通貨に対して下落しており、大台回復はドル高と円安双方による結果とわかる。米国の債務上限問題の見通しが明るくなり、ドル/円続伸を見込む声も強まってきた。そこで、ドルと円の現状を定点観測し、ドル/円相場を展望する。
特別リポート:地下司令部の文書でたどる、ロシア軍敗走までの日々
[バラクレヤ(ウクライナ) 26日 ロイター] - ロシア軍の兵士たちは数週間前にこの町から逃げ去った。だが、その痕跡は至る所に残っていた。 | ビデオ
特別リポート:変わる自動車業界の勢力図、テスラに挑む吉利の勝算
[杭州市(浙江省) 8日 ロイター] - 「ボルボがどれだけの規模の企業かご存知ですか」。フォード・モーターのドン・レクレアー最高財務責任者(CFO)は尋ねた。
特別リポート:オイルマネーで脱石油、サウジ戦略転換の現実味
[リヤド 23日 ロイター] - 午前3時、スペイン人の生物学者カルロス・ドゥアルテ氏はサウジアラビアの王宮にいた。この国でもっとも権力を持つ人物を未明までずっと待っていた。
特別リポート:コロナ禍とCO2、炭素循環を極めた女性科学者
[ノリッジ(英国) 26日 ロイター] - カナダのケベックで生まれ、「炭素循環」の研究者として知られるコリーヌ・ルケレ氏は、ロイターのホットリストの上位にランクされた。世界で最も影響力のある環境問題の科学者1000人を取り上げたこのリストで、女性の割合は7人中1人にも満たない。男性が多数を占めるこの分野で性差別を目の当たりにしてきたルケレ氏は、粘り強く奮闘してきた。
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ニュース一覧
ゼレンスキー氏、ダム破壊は「環境の大量破壊爆弾」と非難
[6日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、ロシアが一方的に「併合」を宣言したウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダム破壊を「環境の大量破壊爆弾」と表現し、ウクライナ全土を解放することだけが新たな「テロ」を防ぐと述べた。
米VC大手セコイアが会社3分割、欧米・中国・インド東南アジアに
米ベンチャーキャピタル(VC)大手セコイア・キャピタルは、中国事業とインド・東南アジア事業をそれぞれ独立させ、欧米事業と合わせて会社を3分割すると発表した。
ロシア、F16ウクライナ供与に警告 核兵器「搭載」可能と強調
[6日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は5日、米国製のF16戦闘機は核兵器を「搭載」できると述べ、ウクライナに供与すれば紛争をさらにエスカレートさせると警告した。
米、ウクライナの攻撃計画把握 ノルドストリーム爆発前に=新聞
[ワシントン 6日 ロイター] - 昨年9月に起きたロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」の爆発を巡り、米当局がその約3カ月前にウクライナ特殊部隊による攻撃計画に関する情報を入手していたことが分かった。米紙ワシントン・ポストが6日、オンラインに掲載されたリーク情報に基づき報じた。
米、ロシアの関与巡る情報精査 ウクライナのダム破壊で=高官
[ワシントン 6日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は6日、ロシアが「併合」を宣言したウクライナ南部ヘルソン州で同日発生したカホフカ水力発電所の大型ダム破壊について、実際に何が起きたか決定的な判断はできないものの、背後にロシアが存在する可能性があるという情報を精査していると述べた。
米、イランや中国の個人・団体に制裁 ミサイル開発支援で
[ワシントン 6日 ロイター] - 米国は6日、イランや中国、香港の数十の個人と団体に制裁を科すと発表した。イランのミサイル開発や軍事計画を支援するために主要な部品や技術の調達などを手助けしたと非難した。
中ロ軍、日本海と東シナ海上空で合同パトロール 韓国軍緊急発進
中国国防省は6日、中国軍とロシア軍が同日、日本海と東シナ海の上空で2019年以来6度目となる合同パトロールを実施したと発表した。
韓米関係、核に基づく同盟に格上げ=尹大統領
[ソウル 6日 ロイター] - 韓国の尹錫悦大統領は6日、米国との同盟を「核を基盤とする」ものに格上げしたと表明した。
イラン、初の極超音速弾道ミサイル公開=国営メディア
国営イラン通信によると、同国は6日、初の国産の極超音速弾道ミサイルを公開した。西側諸国の間でイランのミサイル開発に対する懸念が高まる可能性が高い。
ロシア軍がキーウ空爆、全てのミサイル迎撃=ウクライナ当局
[キーウ 6日 ロイター] - ロシアは6日未明、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を空爆した。ウクライナ当局によると、防空システムによって20発以上の巡航ミサイルは全て撃墜され、死傷者は出ていない。