オピニオン
コラム:米0.25%利上げ、パウエル氏は不満でも市場の最悪事態回避
[シカゴ 22日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、満足するには程遠い状況にある。FRBは22日に終わった連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げることを決めた。米国の銀行システム不安が発生していなかった2週間前、パウエル氏が示唆していたのはもっと大幅な利上げだ。しかし彼の関心が新たな方向に移った以上、自身が掲げてきた基本方針も修正せざるを得ない。記事の全文
コラム:スイスとの証取リンク、中国の疑念で「待った」
[香港 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国企業とスイスの証券取引所を接続する制度が、当の中国当局の怒りを買っている。ブルームバーグは16日、中国の証券規制当局が中国本土企業によるチューリヒでのグローバル預託証券(GDR)発行申請について、認可を中止したと報じた。記事の全文
コラム:シリコンバレー銀破綻の波紋、米銀は規制強化に直面へ
[ニューヨーク 13日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 先週末に米国の銀行システムが直面した危機は、多くの原因によって生じた。そのうちの1つは「メガバンクとまで言えない大きな銀行」をトラブルに巻き込まないようにするため、金融規制を緩和した2018年の政策変更だ。記事の全文
コラム:迫力失う「リスクオフの円買い」、根強い実需の円売り=唐鎌大輔氏
[東京 27日] - 3月10日、シリコンバレー銀行(SⅤB)の破綻で始まった国際金融不安は米地方銀行の経営不安問題を超えて、欧州の大手金融機関の再編にまで至った。
コラム:米0.25%利上げ、パウエル氏は不満でも市場の最悪事態回避
[シカゴ 22日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、満足するには程遠い状況にある。FRBは22日に終わった連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げることを決めた。米国の銀行システム不安が発生していなかった2週間前、パウエル氏が示唆していたのはもっと大幅な利上げだ。しかし彼の関心が新たな方向に移った以上、自身が掲げてきた基本方針も修正せざるを得ない。
コラム:デジタル・バンクランと債券急落、年後半の日本経済に下押し圧力
[東京 22日 ロイター] - シリコンバレー銀行の破綻で始まった米欧金融不安は、足元で小康を取り戻しているものの先行きの不透明感は払しょくされていない。背景には、世界的な超緩和策の後の急速な利上げで債券市場が急落している現象と、デジタル・バンクランと呼ぶべき21世紀型の取り付けが組み合わさり、新たなトラブルの多発リスクが存在しているからだ。
コラム:クレディ・スイス救済合併、UBSは自己防衛努力で相応の成果
[ニューヨーク 19日 ロイター BREAKINGVIEWS] - スイス金融大手UBSのコルム・ケレハー会長は、クレディ・スイスを30億スイスフランで買収する。望んでいるからではなく、そうせざるを得ないからだ。スイス当局が橋渡しをして19日遅くに発表されたこの取引の狙いは、スイスの金融業界に対する信頼強化にあり、決して買い手の得になるわけではない。そうした中でもUBSは、「難破船」から最も価値あるものを引き出したとは言えるだろう。
コラム:スイスとの証取リンク、中国の疑念で「待った」
[香港 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国企業とスイスの証券取引所を接続する制度が、当の中国当局の怒りを買っている。ブルームバーグは16日、中国の証券規制当局が中国本土企業によるチューリヒでのグローバル預託証券(GDR)発行申請について、認可を中止したと報じた。
コラム:迫力失う「リスクオフの円買い」、根強い実需の円売り=唐鎌大輔氏
[東京 27日] - 3月10日、シリコンバレー銀行(SⅤB)の破綻で始まった国際金融不安は米地方銀行の経営不安問題を超えて、欧州の大手金融機関の再編にまで至った。
コラム:安全通貨復活と言えない円、金融不安で起きているマネーフローの実態=佐々木融氏
[東京 27日] - 過去2週間、米国ではシリコンバレー銀行、シグネチャーバンクの破綻、欧州ではUBSによるクレディスイスの買収などが続き、欧米の金融セクターに対して先行き不透明感が強まっている。こうした中、為替市場では円が買われ、主要通貨の中で円が最強通貨となっている。
コラム:米銀破綻と3つの課題、注目される超スピードのバンクラン=井上哲也氏
[東京 24日] - シリコンバレー銀行(SⅤB)の経営破綻については、原因や今後の推移に関して不透明な面も多い。それでも、現時点で明らかになっている事実は、今回の問題には伝統的な銀行破綻という側面がある一方、現代の金融システムの特徴を反映した新たな側面も有することを示唆している。
コラム:米欧銀行危機は封印可能か、日銀が学ぶべき教訓を探る=熊野英生氏
[東京 20日] - リーマンショック(世界金融危機)の再来ではないかと、多くの市場参加者がおびえている。米銀不安は、いわばローカルな問題だ。SNS時代だから、それが一気に全米に広がってしまう。3月12日に米当局は預金の全額保護を決めた。米国の大手11行は300億ドルもの預金を不安が伝わる銀行に預ける支援を発表した。これらは信用補完措置である。
コラム:米欧信用不安と日本株、弱気一辺倒になりにくい構図=池田雄之輔氏
[東京 17日] - 米銀・シリコンバレー銀行(SVB)の破綻から始まった金融システム不安は欧州に飛び火し、クレディ・スイスがスイス中銀から緊急融資を受ける事態となっている。
特別リポート:地下司令部の文書でたどる、ロシア軍敗走までの日々
[バラクレヤ(ウクライナ) 26日 ロイター] - ロシア軍の兵士たちは数週間前にこの町から逃げ去った。だが、その痕跡は至る所に残っていた。 | ビデオ
特別リポート:変わる自動車業界の勢力図、テスラに挑む吉利の勝算
[杭州市(浙江省) 8日 ロイター] - 「ボルボがどれだけの規模の企業かご存知ですか」。フォード・モーターのドン・レクレアー最高財務責任者(CFO)は尋ねた。
特別リポート:オイルマネーで脱石油、サウジ戦略転換の現実味
[リヤド 23日 ロイター] - 午前3時、スペイン人の生物学者カルロス・ドゥアルテ氏はサウジアラビアの王宮にいた。この国でもっとも権力を持つ人物を未明までずっと待っていた。
特別リポート:コロナ禍とCO2、炭素循環を極めた女性科学者
[ノリッジ(英国) 26日 ロイター] - カナダのケベックで生まれ、「炭素循環」の研究者として知られるコリーヌ・ルケレ氏は、ロイターのホットリストの上位にランクされた。世界で最も影響力のある環境問題の科学者1000人を取り上げたこのリストで、女性の割合は7人中1人にも満たない。男性が多数を占めるこの分野で性差別を目の当たりにしてきたルケレ氏は、粘り強く奮闘してきた。
