8月24日、東京株式市場で日経平均は前営業日比895円安と急落。下げ幅は2013年5月23日のバーナンキ・ショック(1143円安)以来となる大きさだった。都内で7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は前営業日比895円安と急落。下げ幅は2013年5月23日のバーナンキ・ショック(1143円安)以来となる大きさだった。中国景気の減速懸念などを背景とする世界的な株安連鎖に歯止めがかからず、売りが売りを呼ぶ展開。
個人投資家の追い証発生も警戒され、投資家心理は急速に冷え込んだ。東証1部上場銘柄の99%が値下がりする全面安となった。
日経平均は終値で2月23日以来6カ月ぶりの低水準まで下落。TOPIXは安値引けとなり、2月17日以来の安値となった。
前週末の米ダウ<.DJI>が530ドル安となったことを受けて、寄り付きから売りが先行。日経平均1万9000円割れ局面では公的資金の流入などが期待されたが、売りは止まらなかった。年初来安値をつけたトヨタ<7203.T>をはじめ主力輸出株が軒並み軟調だったほか、銀行や不動産など内需株も売りに押された。
投資家の不安心理を示すとされる日経平均ボラティリティ指数<.JNIV>は一時36台と約2年ぶりの高値水準まで上昇。後場寄り後には買い戻しなどで下げ渋る場面もあったが、上海総合指数<.SSEC>などアジア株の大幅安や米株先物安など世界的にリスク資産を回避する動きが広がり、日本株も引けにかけて下げ基調を強めた。
松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「これまで量的緩和に支えられてきた株買いポジションの逆回転が出ている。マイナス成長となった4─6月期国内GDPに示されるように足元では日銀による緩和効果がみえず、昨年10月の黒田バズーカ2以来の水準である日経平均1万6000円程度まで調整する可能性がありそう」との見方を示した。
東証1部の売買代金は4兆1075億円と膨らみ、メジャーSQ(特別清算指数)算出日の3月13日(4兆3072億円)以来となる4兆円台乗せ。東証1部の出来高は39億4933万株と今年最高を記録した。
東証1部騰落数は、値上がり8銘柄に対し、値下がりが1880銘柄、変わらずが3銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 18540.68 -895.15
寄り付き 19075.05
安値/高値 18498.8─19154.65
TOPIX<.TOPX>
終値 1480.87 -92.14
寄り付き 1542.25
安値/高値 1480.87─1545.04
東証出来高(万株) 394933
東証売買代金(億円) 41075.54
杉山容俊
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