最近の市場の混乱、リスク波及の速さ象徴=IMF専務理事

ロイター編集
最近の市場の混乱、リスク波及の速さを象徴=IMF専務理事
 9月2日、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事(写真)は、最近の世界的な金融市場の混乱は、いかにリスクが急速に他国に波及するかを物語っていると指摘した。ジャカルタで1日撮影(2015年 ロイター/Nyimas Laula)
[ジャカルタ 2日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は2日、最近の世界的な金融市場の混乱は、いかにリスクが急速に他国に波及するかを物語っていると指摘した。
講演で「過去数週間の出来事は、いかにアジアが世界経済の中核を占めるか、またアジアの1市場の混乱が世界に波及するかを示している」と述べた。
また、世界経済は中国のリバランスや日本経済の減速、商品価格の下落、米金利上昇をめぐる不透明感による逆風に直面しているとの認識を示した。
政策は各国の状況に合わせて設定される必要があるが、多くの場合は堅実な財政政策、過度の信用拡大の抑制、為替相場の調整で衝撃を吸収したり、外貨準備を十分な水準に維持することが重要になると指摘した。
専務理事は「とりわけ革新的なプロダクトが存在する際、当局や監督者は常に警戒していなければならない。従来の銀行システム内であれ、混乱を招くような銀行システム内、あるいはシャドーバンキングシステム内であれ、リスクは監視下に置かれる必要がある」と述べた。
また、中国主導で設立協定が結ばれたアジアインフラ投資銀行(AIIB)やアジア開発銀行、世界銀行などの国際機関は、地域の大規模なインフラ資金需要を満たすために協力すべき、との考えを示した。
*内容を追加します。

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