D・デイ・ルイス、史上初の3度目主演男優賞に死角なし

ロイター編集
D・デイ・ルイス、史上初の3度目主演男優賞に死角なし
2月19日、「リンカーン」で主演男優賞にノミネートされているダニエル・デイ・ルイス(55)は、過去2回アカデミー賞を獲得しているが、史上初となる3度目の受賞にも死角はないようだ。写真は10日、ロンドンで撮影(2013年 ロイター/Suzanne Plunkett)
[ロサンゼルス 19日 ロイター] 2月24日に発表される第85回アカデミー賞で受賞が最も確実とされているのが、「リンカーン」(日本公開4月19日)で主演男優賞にノミネートされているダニエル・デイ・ルイス(55)。その周到な役作りで知られるデイ・ルイスは過去2回同賞を獲得しているが、史上初となる3度目の受賞にも死角はないようだ。
デイ・ルイスは、スティーブン・スピルバーグ監督が手掛けた同作品で、米国の奴隷解放を実現した第16代大統領エイブラハム・リンカーンを思慮深く情熱的に演じ、これまでも数々の賞をさらっている。
映画賞予想サイト「Goldderby.com」のトム・オニール氏は、「われわれの専門家25人全員が、ダニエル・デイ・ルイスと予想している」と述べ、アカデミー賞での受賞に太鼓判を押す。
驚くべきことに、これまで米大統領を演じた俳優がオスカーを獲得した例はなく、英国とアイルランドの二重国籍を持つデイ・ルイスは、米史上最も偉大な指導者の1人とされるリンカーンを演じて、それを実現しようとしている。
スピルバーグ監督は、デイ・ルイスにリンカーンを演じてもらうために、3度も説得を試みたという。最終的に同役を引き受けた理由について、デイ・ルイスは先月、「リンカーンを暗殺した人物は役者だった。だから、役者が彼をもう一度よみがえらせようとするのはうってつけだ」と話している。
ロンドン生まれのデイ・ルイスは、重い障害を持ったアイルランド人作家を演じた「マイ・レフトフット」で1990年に最初の主演男優賞を獲得。その後、欲深い石油王を演じた「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」でも2008年に同賞を受賞した。
1月の米映画俳優組合(SAG)賞の授賞式では、「アカデミー会員はサプライズ好き」だから、自分以外の候補が選ばれるかもしれないとコメントしたデイ・ルイス。今週末に控えた授賞式で、ブラッドリー・クーパー(世界にひとつのプレイブック)、デンゼル・ワシントン(フライト)、ホアキン・フェニックス(ザ・マスター)、ヒュー・ジャックマン(レ・ミゼラブル)といったライバルを抑え、栄冠を手にするかが注目される。

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