北朝鮮が開城工業団地への入境を禁止、韓国への帰還は許可=韓国当局

ロイター編集
北朝鮮が開城工業団地への入境を禁止、韓国への帰還は許可=韓国当局
4月3日、韓国当局者によると、北朝鮮は、韓国との協力事業である開城(ケソン)工業団地への韓国側従業員の通行を禁止した。写真は2010年、同工業団地を韓国側から撮影(2013年 ロイター/Jo Yong-Hak)
[坡州(韓国) 3日 ロイター] 韓国当局者によると、北朝鮮は3日、韓国との協力事業である開城(ケソン)工業団地への韓国側従業員の通行を禁止した。ただ、同団地に滞在中の韓国側労働者数百人の帰還は認められる見込みで、彼らが人質となることへの懸念は和らいでいる。
北朝鮮はこれより先、韓国側従業員の通行を遅らせていた。
開城工業団地内の工場は引き続き稼働中とみられるが、北朝鮮が団地への立ち入りを禁止したことは南北間の緊張の高まりをあらためて示している。
2000年8月の開設以来、同団地が正式に稼働を停止したことはない。
開城工業団地には韓国側従業員800人以上が駐在。聯合ニュースは韓国統一省の発表として、このうち46人が午後5時までに韓国に戻る予定だが、残りの従業員は団地内に留まると伝えた。
韓国側では数百人が団地入りを待機している。
韓国統一省は人質が拘束された場合の対応策を備えていると表明したが、詳細は明らかにしていない。
多くの専門家は、北朝鮮にとって開城工業団地は資金源であることから、同国が団地を危険にさらすとは予想してこなかった。
ソウルのシンクタンク、世宗研究所のCheong Seong-chang氏は「北朝鮮は戦争状態に入ったと宣言しながらも資金的な理由から開城の稼働は続けてきており、韓国との緊張を高めるための一時的措置のように見える」と指摘。「少なくとも米韓合同軍事演習が終了する4月末まで、北朝鮮は過去と同様に緊張を煽り続ける可能性が高い」と述べた。
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