6月4日、中国政府が先月、北朝鮮の金正恩第1書記の特使として訪中した崔竜海氏(中央)との会談で、核実験とミサイル発射を停止するよう求めていたことが分かった。5月撮影。KCNA提供(2013年 ロイター)
[北京 4日 ロイター] - 中国政府が先月、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の特使として訪中した北朝鮮政府高官との会談で、核実験とミサイル発射を停止するよう求めていたことが分かった。両国に詳しい関係筋が明らかにした。
この関係筋は会議には出席していなかったが、その後両国の関係者から話を聞くことができたという。それによると、特使の崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍・総政治局長は中国からの要請に対してほとんど聞く耳を持たない様子だった。
同関係筋は、中国は北朝鮮の核・ミサイル実験を阻止しようと試みているが、こうした実験は「中国を難しい立場に立たせるほか、北朝鮮のためにもならない」と分析する。また、北朝鮮は核実験の停止に合意するかどうかについては、北朝鮮が感じる「必要性次第だ」と述べた。
北朝鮮は核兵器を「宝刀」とも呼び、これらを放棄するつもりはないと明言している。金正恩体制が始まった2011年12月以降、北朝鮮は2回の長距離ミサイル発射実験と1回の核実験を行っている。
中国は、北朝鮮が2月に実施した核実験に対する国連安全保障理事会の制裁に合意するなど、北朝鮮へのいらだちを急速に募らせている。ある元米高官は、中国が北朝鮮に核やミサイルの実験停止を求めたのは、北朝鮮に対する我慢が限界に達しつつあるからだとの見方を示した。
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