5月24日、アサド政権軍と反体制派の衝突が続くシリアで、4月12日の停戦発効後も人権侵害が行われていることが国連調査官の報告書で明らかになった。写真はイドリブ近郊で反体制派デモに参加する子どもら。1日撮影。提供写真(2012年 ロイター)
[ジュネーブ 24日 ロイター] アサド政権軍と反体制派の衝突が続くシリアで、4月12日の停戦発効後も人権侵害が行われていることが、国連調査官の報告書で24日明らかになった。
調査官らはシリア入国が許可されていないが、目撃者や人権侵害の犠牲者への200を超える聞き取り調査に基づき、報告書をまとめた。
報告書によると、3月からの人権侵害の大半は政権軍や治安部隊によるもので、住宅地への激しい砲撃のほか、市民らの殺害や拷問が行われている。過去2カ月間で確認された死者は207人に上るという。
調査官らは報告書で、「人権侵害の大部分は、離反者や武装勢力が保護されている地域、反体制派の武装勢力を支持しているとされる地域で発生している」と説明。政権軍のデモ隊への爆撃などで死亡や負傷したうちの多くは子どもだという。
このほか、報告書は反体制派による人権侵害もあるとし、反体制派が政権軍の兵士や政権支持派の人物らを拘束し、殺害または拷問を行っていると指摘した。
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