中国の今年の貿易目標、達成できない可能性=商務省高官

ロイター編集
中国の今年の貿易目標、達成できない可能性=商務省高官
5月20日、中国商務省の高官は2014年の貿易総額の増加率が目標である7.5%に届かない可能性があるとの見方を示した。江蘇省連雲港で4月撮影(2014年 ロイター/China Daily)
[北京 20日 ロイター] - 中国商務省の高官は20日、2014年の貿易総額の増加率が目標である7.5%に届かない可能性があるとの見方を示した。人件費の上昇と世界の需要低下を理由として挙げた。
商務省によると、目標を達成するには輸出と輸入を合計した貿易総額が5月から12月まで月平均で前年比11.3%伸びる必要があるという。
商務省対外貿易司の張驥・司長は会見で、「今年の対外貿易の状況は、複雑かつ厳しい。7.5%の年間目標を達成するのには努力を要する」と述べた。
中国は2012年、2013年も貿易目標が達成できなかった。
張氏はまた、中国が先週発表した輸出セクターの押し上げに向けた措置について、大半が5月と6月に実施されると述べた。優遇税制、信用保証、為替ヘッジといった措置が含まれる。
同氏によると、中国の対外貿易は1978年から2013年の間に年平均15.9%拡大し、ここ数年では経済成長率の5分の1を占めていた。
ただ、張氏は、コストの上昇で競争力が低下したことから、貿易セクターが高成長を示した時期は終わったとの見方を示した。そのうえで、輸出をけん引している沿岸部の人件費はインドやベトナム、カンボジアの2─3倍だと指摘した。
さらに、ベトナムでの中国企業に対する暴力行為が両国間の貿易に悪影響を及ぼす可能性があるとの見解を示した。
*情報を追加しました。

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