中銀外貨準備に占める米ドル比率、第3四半期は低下=IMF

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[ニューヨーク 31日 ロイター] -国際通貨基金(IMF)が公表したデータによると、各国中銀が保有する外貨準備に占める米ドルの比率が第3・四半期は61.4%(3兆8000億ドル)と、前四半期から小幅低下した。
第2・四半期は61.8%だった。
中銀の保有する外貨準備高の総額は11兆1400億ドルから11兆4300億ドルに増加した。
ユーロの比率は24.2%。準備高は1兆5000億ドルで、第2・四半期の1兆4540億ドルから増加した。
ユーロの比率は2009年に約28%に達した後、債務危機や景気低迷をめぐる懸念を背景におおむね低下傾向にあった。
円の比率は3.86%と、前四半期の3.89%から低下した。
豪ドルは1023億米ドルと、前四半期の1016億米ドルから増加。カナダドルも1099億米ドルから1125億米ドルに増加した。
内訳が判明している外貨準備は6兆1900億ドル。前四半期は6兆0700億ドルだった。内訳不明の外貨準備は5兆2400億ドルと、前四半期の5兆0600億ドルから増加。不明分の大部分が中国による保有と見られている。

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