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IMF、米利上げによるアジア資本フロー不安定化を警戒
2016年10月7日 / 01:52 / 1年前

IMF、米利上げによるアジア資本フロー不安定化を警戒

 10月6日、IMFはリポートで、米利上げに対する無秩序な反応によってアジアの資本フローが途絶し、資産価格の振幅が激しくなる可能性があると警告した。写真はラガルドIFM専務理事。カナダ・オタワで9月撮影(2016年 ロイター/Chris Wattie)

[ワシントン 6日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は6日公表のリポートで、米利上げに対する無秩序な反応によってアジアの資本フローが途絶し、資産価格の振幅が激しくなる可能性があると警告した。

IMFはまた、先進国の経済成長が低水準にとどまるとの見通しはアジアの新興国にマイナスの波及効果をもたらす恐れがあると指摘。輸出の不振は地域の成長や物価上昇の重しになるとした。

「先進国が景気浮揚に向け主に非伝統的金融政策に依存を続けた場合、世界的な過剰流動性が生じ、新興市場への資本流入を引き起こし、過剰な通貨上昇とデフレ圧力をもたらす恐れがある」との見解も示した。

また、アジア太平洋地域の一部中銀は超緩和策の長期化について賛否両論を検討する必要があるとし、オーストラリア、韓国、ニュージーランドでは緩和策が住宅価格を押し上げていると指摘した。

日銀が先月決定した金融政策の枠組み変更については、歓迎の意を表明。「日本の場合、必要な場合のさらなる緩和や日銀のコミュニケーションの枠組み強化を通じてインフレ率やインフレ期待を高めることに引き続き金融政策の主眼を置く必要がある」とした。

為替政策に関しては、アジアの国・地域に柔軟な相場を確保するよう求める一方で、急激な変動が金融安定を脅かす場合は市場介入を検討すべきだとした。市場の流動性が低い、あるいは一方的な動きの結果として変動が急激な場合も介入を検討する余地があるとの見方を示した。

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