2月20日、米通商代表部(USTR)のカーク代表は、日本が環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加を望むのであれば、コメを含む全品目について交渉する必要があるとの見解を示した。ハノイで2012年9月撮影(2013年 ロイター/Kham)
[ワシントン 20日 ロイター] 米通商代表部(USTR)のカーク代表は20日、日本が環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加を望むのであれば、コメを含む全品目について交渉する必要があるとの見解を示した。
安倍晋三首相とオバマ米大統領による22日の日米首脳会談を前に、インタビューに応じた。
カーク代表は、特定の品目を保護するという条件付きで「交渉を開始することはない」と言明した。
TPP参加の是非をめぐり、安倍首相は22日の首脳会談で、争点のコメなどで完全自由化は回避できるとの感触を得たい考えとの観測も出ている。
だがカーク代表は、TPP参加表明国は「すべてを交渉対象とする」決意だと指摘した。
ただこうした問題については「戦うべき」とも述べ、コメなどを例外扱いとする可能性についても排除しなかった。
日本のTPP交渉参加には、フォードや全米自動車労組(UAW)から、日本が一層の市場開放に向け改革を進めなければ容認すべきでないとの声が上がっている。日本はすでに自動車関税を撤廃しているが、規制やその他の非関税障壁が輸入を排除しているとの主張だ。
カーク代表は、フォードとUAWは韓国との自由貿易協定に強く反対していたが、最終的には意に沿う形で交渉し直すことができたことを指摘した。
その上で、この経験を日本との交渉に生かし、自動車業界の懸念に対応できるかとの質問に「皆を満足させるとは言えないが、われわれは完全にオープンだ。自動車や農業分野の関係者と何度となく話し合っており、懸念を解消できないか見極めるために最善を尽くす方針だ」と語った。
*内容を追加して再送します。
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