アップルの主要EMSフォックスコン、深セン工場で従業員募集停止

ロイター編集
アップルの主要EMSフォックスコン、深セン工場で従業員募集停止
2月20日、台湾に本拠を置く富士康科技集団(フォックスコン・テクロノジー・グループ)は、同社最大規模の中国・深セン工場で従業員募集を停止したことを認めた。写真はニューヨークの店頭に並ぶiPhone(アイフォーン)5。2012年9月撮影(2013年 ロイター/Lucas Jackson)
[台北/ニューヨーク 20日 ロイター] 台湾に本拠を置く富士康科技集団(フォックスコン・テクロノジー・グループ)は20日、同社最大規模の中国・深セン工場で従業員募集を停止したことを認めた。同社は米アップル製品などの受託製造(EMS)を行っている。
これに先立ち、英フィナンシャル・タイムズ(FT)は、iPhone(アイフォーン)5の生産ペース減速で、同社が中国工場の大半で従業員募集を停止したと報じたが、富士康科技はこの報道内容を否定した。
同社は声明で「春節(旧正月)の連休明けでこれまでにないほどの従業員が仕事に復帰したことにより、従業員募集のプロセスを一時的に緩めることを決めた」と明らかにした。「今回の件は単一の顧客との関連によるものではなく、これに反する憶測は誤り」としている。
中国の他社と同様、富士康科技は出稼ぎの労働者に依存している。春節の連休で帰省した労働者の多くが仕事に復帰しない傾向があるが、広報担当のLouis Woo氏によると、今年は97%もの従業員が復帰した。
アップルは2012年の年末商戦期を含む四半期に、予想を下回る4780万台のアイフォーンを販売。韓国のサムスン電子<005930.KS>や他のグーグル製基本ソフト(OS)「アンドロイド」の搭載機種メーカーが市場シェアを拡大する中で、独占的な地位が揺らいでいるとの懸念が浮上している。
富士康科技の最新の声明は、20日付の新聞に掲載された別の広報担当者、Liu Kun氏の発言と内容が異なる。同氏は現在、中国本土のどの工場も採用計画はないとしていた。
20日時点で富士康科技のウェブサイト上を確認したところによると、太原工場や杭州工場は採用を継続している。
*内容を追加します。

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