[ニューヨーク 15日 ロイター] 米著名投資家ジョージ・ソロス氏は15日、ユーロ圏債務危機が欧州連合(EU)崩壊をもたらすリスクが現実味を帯びているとし、ドイツは危機対策を強化するか、もしくはユーロを離脱すべきとの認識を示した。
ユーロ債務危機の影響は大きく、EUを継続的な景気低迷へと追いやっていると指摘した。
「ユーロ圏がEUを崩壊させる切迫した危険がある。これを回避するには、ドイツが自国だけなく債務不安国の利益にも配慮し、中核国として支援強化を受け入れることが必要」と述べた。
第二次世界大戦後、自由世界を主導した米国のように、ドイツも域内で指導的役割を果たすべきとした。
ソロス氏は一方で、ドイツのユーロ離脱が問題の解決につながるとの考えも示した。ユーロの下落や重債務国の国債利回りの調整を促し、「問題は瞬時に解決される」としている。
また政府に「リスクがない」とする見方が、ユーロ圏に関する誤った前提だと指摘。これはユーロ共同債の導入で克服できるが、「ドイツにとっては政治的に受け入れ不可能となった」と述べた。
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