[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は就任後初となるEU首脳会議を18日に予定よりも1日早く終了し、これまでの運営方針との違いを鮮明にした。
大統領は長大な議長総括の表現をめぐる協議をやめ、政治的な問題に集中し時間を短縮することに主眼を置いた。ツイッターで「首脳会議は終わった。時間どおりだ」と述べた。
首脳会議は約8時間で終了。EU筋は2日間の予定の会議がこうした形で切り上げられたのは記憶にないとしている。
これまで議長総括は最大40ページに及び、数カ所の表現をめぐって首脳が何時間も調整することがあったが、今回は2ページ半だった。
ファンロンパイ前大統領時代は長時間の協議が珍しくなかったが、トゥスク大統領は首脳会議のあり方を一新。関係筋によると同大統領は、二酸化炭素(CO2)の排出量や予算の還付金など多くの細かい政策課題を討議するよりも、EUの戦略的な方向性を示すという当初の目的に立ち返るべきとの考えだ。
ファンロンパイ氏とは異なり、トゥスク大統領は首脳会議の前に少数の議題を記者団に明らかにした。
こうしたやり方に対し、議題は中身が薄いとの批判も聞かれ、危機時に十分な対応ができるか今後試されることになる。
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