[1日 ロイター] 米電気自動車(EV)メーカー、コーダ・オートモーティブは1日、米デラウェア州の裁判所に連邦破産法第11条の適用を申請した。
これまでにコーダが販売したEVセダンはわずか100台。電気自動車メーカーによる一般市場への参入が容易でないことがあらためて浮き彫りとなった。
コーダは今後、自動車事業から撤退し、EVと同じ技術を用いるエネルギー貯蔵関連事業に再度注力する。
約3年前にはコーダのほか、フィスカー・オートモーティブやテスラ・モーターズなど、複数のEVメーカーが大衆市場の開拓に乗り出した。
テスラはこれまでに数千台のEVを販売したものの、フィスカーは破産法の適用申請を検討中。フィスカーが採用するリチウムイオン電池を製造していたA123システムズは昨年終盤、経営破たんした。
米ゼネラル・モーターズ(GM)や日産自動車<7201.T>も巨額の費用をかけEV開発を進めてきたものの、販売は低迷している。
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