2月16日、ソチ冬季五輪の男子ショートトラック1000メートル決勝で、ロシア代表として出場した韓国出身のビクトル・アン選手(写真)が金メダルに輝いた。写真は15日撮影(2014年 ロイター/Shamil Zhumatov)
[ソウル 16日 ロイター] -ソチ冬季五輪は15日、男子ショートトラック1000メートル決勝を行い、ロシア代表として出場した韓国出身のビクトル・アン(韓国名:安賢洙=アン・ヒョンス)選手が金メダルに輝いた。金メダリストを失ったことで韓国国民の怒りの矛先は、同国スケート協会に向けられている。
アン選手は2006年のトリノ大会に韓国代表として出場し、3つの金メダルに輝いた主力選手だった。しかしスケート協会との関係が悪化し、10年のバンクーバー大会では出場が認められなかった。結局、アン選手はロシア国籍を取得し、ソチ五輪を目指した。
試合後、アン選手は国籍変更について「可能な限り最善の環境で練習したかった。自分の決断が間違っていなかったことが証明された」と述べ、自らの判断を擁護した。
アン選手の金獲得を受けて激怒した韓国の世論は、インターネットを中心にスケート協会の解散を求める動きに発展した。事態を重く見た韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は政府に対し、なぜアン選手が国籍を変更する事態に至ったのか、原因を究明するよう指示した。
韓国は過去の五輪ショートトラックで通算19個の金メダルを獲得しており、いわば韓国の「お家芸」。しかし今大会では現在のところ銀1個、銅1個にとどまっている。
*写真を差し替えて再送します。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」